新しい軸　奈良高句麗伝説

びわ湖の高句麗伝説の素晴らしい経験に、これ以上はないだろうとの思いは見事に覆されたと感じる奈良の高句麗伝説でした。歴史的な瞬間に立ち会えた興奮さめやらぬ今です。素晴らしい舞台をありがとうございました。

天開き注がれる光を額に受け、白い光に包まれて限りなく穏やかな気持ち生まれる
手のひらから天へ還る光、光の道となる
大地から陰陽の力、螺旋となり混じり合い天へと昇る
ひとつになった力、新しい世界を創造する

限りない静寂、時という概念すらない世界をみる
光すら飲み込まれているような何もない静寂の奥に
果てない白い世界をみる
おへその奥からつながる果てない白い世界が
ゆっくりと動き始める
大いなる意志　新しい軸生まれる

高麗さんの詠まれる“国が滅ぶことを知っていて…”から始まる詩の所では、言葉にするなら“おかえり”といえるような空間がひろがり、ずっと待ち望まれていた今この時なのだとわかりました。時を超えて今の時を待った高句麗の方々のためにも、今度こそ終わらない世界を創ることがいのちかけた方々に報いることなのだと感じた奈良での経験でした。

源の光の軸が動き、果てない世界の中心が動くという恐ろしいことが今後どのように現象にあらわれていくのか、今まで以上に隙なく真であることを心がけるよりないと感じる今です。得難い3日間の経験をありがとうございました。