新しい習慣、助走から本番へ。

新しい習慣への助走は今回の集中修行に向かうずっと前から始まっていました。世間時間が優先する生活ではどうしても大事なことが後回しになりがちで、大事なことを先にすると、とても時間がかかるので、畢竟、世間暮らしが壊れます。望むところではありましたが、実際は中々貫くことは難しかったのが現実です。今回の集中修行の始まりは「世間時間」「世間暮らし」を壊すことが前提でしたので、早くから模索を続けていました。しかし、世間時間で働いて作った仕事はしがらみが多く「新しい習慣」を作る上で、自分を呪縛することもよくわかっていました。また、自分が変わるだけでなく、一緒にやってきた人たちにも還元できるようにしていくにはどうするか？が、とても自然と課題になっていました。

いだきしん先生が世界初の特別養護老人ホームを創られて、完成したらそこを辞められる決意をされた経緯について何度も質問させていただいてきたのも、一緒にやってきた人たちに対する自分の答えがなかなか見つからなかったからです。「まず自分が実現する」。自分の答えは先生との出会いから常にここに落ち着いてきましたが、今回も今のところ同じ結論です。無意識に、または自覚的に「自分だけ」との意識があるときは、結局そのことによる誤った判断が仕事や生活にブーメラン的に還ってきて、さらに自分が抱える問題が大きくなります。今回この問題と課題をどうやって超えていくか、そこからはじまった集中修行助走期間です。日々、動きの中で真摯に考え、知恵を働かせていかないと世間時間とは全く違うであろう「新たな時」を創っていくことはとても難しく感じます。しかし、やればやるほど手応えがあり充実した生き方です。

とことん追求していくと、やはりいだきアントレプレナーを目指すしか未来は創れないと行き着きます。この社会で資質を生かしてきれいにお金を生み出し、きれいに使い、先生と高麗さんの動きに参画できる力をつけるには・・・。時代は大変な時を迎えていますが、大変充実したチャレンジに喜んでいる生命の躍動も感じます。この道を全うするには「愛よりない」ともいつも行き着く結論ですが、愛の深さ、広さ、距離感で言えば、向かおうとすればするほど離れていくようにも感じます。毎回のコンサートでの先生のお姿に「向かう姿勢」を学びます。大きなチャンスを次々と創っていただき、いつもありがとうございます。