KEIKO KOMA Webサロン

感銘のフロム登場、ST3の30年。


エーリッヒ・フロムは人間の内的世界の充実と社会的存在としてのあり方が調和がとれた人間の全体的な生き方を私に示してくれた最も身近な存在でした。いだきしん先生と出会う前のことです。ST3・森林は愛のフィールドは活動のはじまり、プロセス、当日のコンサートまでがいだきの原点として常に身の裡にある経験で、最近あらためて連綿と続く愛のフィールドの広がりを感じていました。コンサート中は余計なことに頭をとられる事はなく音に集中し、愛のフィールドに包まれ、豊かな存在を感じる時でした。かつて先生、高麗さんと数名の熊本の仲間たちで一緒に屋久島に同行させていただいた時に屋久杉の古木の存在に触れて「人間も歳をとるにつれてこのように豊かに生きられる存在」ということを初めて先生から伺った記憶が鮮烈に蘇ります。当時は周囲を見渡しても歳をとると元気が無くなるのが当たり前のことだったので、先生の逆説的なお言葉に意表を突かれ一瞬仰っている深い意味に追いつきませんでしたが、穏やかに淡々と話される先生の表情が確信に貫かれていてとても印象に残っています。あの頃のお言葉がそのまま「真実である」ことを自らのいのちで感じはじめている「今」、心から感謝の気持ちでいっぱいです。「今に生きる過去」と「豊かな未来の実現」がじわじわと迫ってきていることを体感します。一方で愛される経験を続けることで愛を理解しはじめているものの、日常の暮らしや仕事の場で人を愛することの難しさ、苦しさに疲れていたことも明らかになりました。会場の手拍子との演奏を終えて先生が会場の皆さんに向かって仰った「疲れてるんだね」の一言で「今」の自分の状態が顕(あらわ)になり、理解しました。先生の演奏とお言葉で自分の状態を自覚できるこの経験はいつも感動しますが、すかさずそのまま続けられた超パワフルな演奏で「愛するArt (技術)」を教えていただき、疲れも苦しさも吹っ飛びました。愛する時代へと突入した大転換のコンサートをありがとうございました。

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幻のコグリョカフェ 恋のときめき
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ロシアより
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比叡山工房にて