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愛が生まれる背景


杉並公会堂のロビーにてビデオ講演会の収録をしようとし、椅子に座り外に目を向けると、大きなガラス窓から大きな木が見えます。木はいだきを初めて初期の頃にここに集ったことを語っていました。熊本城での24時間テレビの実行委委員会を開催したり、大きなコンサートのミーテイングを開催したことを瞬時に思い出しました。会場は違いますが、先生のコンサートを初めて開催した地は荻窪でした。ここに来ると、原点を取り戻します。本日のコンサートメッセージは、「アルケー」です。

「アルケー」とは「はじめ」「始原」「原始」「根源」などのこと。万物の始原を表します。人類のはじまりを訪ね、人類の生命の起こりに驚愕し、さらにはじまり、起こりを訪ねる。はじまりは突然に起こりはじまりの内にある時、時間はありません。ただ突然、起こります。はじまり生じます。万物のはじまりが一巡して想像を絶するはじまり、アルケー。」

はじまりであることだけは生命で感じています。第一音から蜃気楼が見え、砂漠で見える蜃気楼とは何を意味するかを考えました。やがて霞が晴れるように空間が拓かれ、美しい白馬が現れました。ピアノの音は白馬の蹄の音に聞こえ、自分が空中を馬に乗って駆けているような感覚がとても軽快で、楽しく、心良かったです。次には天と地がひっくり返ったような、どちらが上でも下でもない左右もない空間に身を置き、自分がどこにいるのかがわからなくなりました。ピアノの音を聴き、見える図形を言葉にすることをずっと考えながらお聴きしていました。あるところで、この図形は「万物」と言葉になりました。アルケーは万物の始原と書かれていましたので、メッセージの内容が見えることが嬉しく、万物の移り変わりを見ました。同時に先生はメッセージをそのまま演奏してくださる凄さに今日も畏れ入りました。演奏から万物が見えるとは驚きです。万物は、出会いと交流を繰り返し、壮大な宇宙に溶け込み、この身も宇宙と一つに在ることが真に「生きている」と実感でき、感情はなくても生命は最も生きる場に存在できることにやすらぎます。図形で見るひとつの物体が他の物体と出会い、形を変えていく様はとても面白い図形でした。自由と創造する喜びを感じます。万物の始原は光と愛と見えます。光ははじめから在り続けます。愛が生まれる背景は。。。と問います。真の神で在り、宇宙の生まれる前、更に前、更に前の光と見えます。宇宙の生まれる3段階前より愛が生まれると見え、光と愛がはじまりであることを経験します。心に何もなく、無限な世界で生きる存在であることが幸せでした。

第2部「はじまりのはじまり」

「もう過ぎた事に囚われてはいられないのです。さて、皆さんと一緒に何を始めましょう。」

とても心がときめくはじまりのメッセージです。過去は思い出しても過ぎた事とし、消えていきます。とらわれてはいられないとのメッセージがありましたので、囚われる事なく、無限な世界に身を置きました。2部も光と愛よりありません。人類発祥の地に行った時に風ひとつ吹かない枯れた大地に音のない音が聞こえたことをよく覚えています。時空を超えていく時に感じる体感です。今日はその時の空気が蘇りました。愛に満ち、潤いのあるやさしい温もりに溢れる音の連続は心地良く、ただならぬ存在の現れを感じる強く激しい音は万物の内に知らぬ間に入り込み、潜んでいた「魔」が浮き出てきて、光と融合していきました。人間にも万物にも入り込んでいた「魔」が「魔」という存在としてはいなくなり、人間と人間をつなぐ光の線が見え、まさに万物をひとつにつなぐ光の道が作られていく光景が見えました。すごい働きです。空間が真の意味で清められ、美しくなると人間は人間とし生きていけると感じ、畏れ多いばかりです。

自分は地球上にいるのか、大宇宙のどこかにいるのかわからない感覚で在る時、死んでも終わらない存在と感じられます。地に足をつけている感覚もなく、もう過去には引きずられずに宙を浮いているような感覚で生きる人生となりました。面白い人生が始まります。6月からの日々は激動の日々です。夜も何が起こるかわからない夜となり、毎日が必死であり、変化多く、破壊と創造を繰り返しています。人生が変わることは間違いありません。より良く、より自由に生きていけることだけはわかっていますので、未来に希望を感じています。ありがとうございます。

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