愛から

一音一音奏でられるときピアノの為に建てられた館と共鳴し、聴こえているのより一層深い音まで聞こえ、本当に良い音であることが全身に拡がります。他の宇宙にまで共鳴していく一音一音の拡がりは最高でした。
集った一人一人違う人間がだんだんとひとつになっていく愛の過程を経験させて頂きピアノの音と対話するように更に高みへと歩めるのです。
女王天女の舞はいつ何処で頂いても大好きなお味です。第一部でも天女の舞を見える様に感じつつ、晴れ渡った天に近い湖にいるようで、澄んだ地で戦う武将の姿までリアルに見えるのです。

二部は更にリアルに高句麗の存在が現れました。高句麗が来ているという表現がぴったりなほどです。王の愛から始まった国である事が甚いほどにわかります。ピアノの音と対話し愛の過程を経ていま愛から始まる国創りの時が満ちていると心底感動します。今日は高句麗の日なのかと驚きながらも明日のコンサートに続いている今日の大きな一日であることを知りました。「八人の天女」という詩が女王天女の誕生と初めて重なり天池で女王天女も天女も高句麗の神もひとつに在るようなこれ以上なく幸せなひとときでした。大いなる存在を中心として高句麗の神がひとつにあるというエネルギーは凄まじいものがあり、そこに一体となっていられる人間の幸せで軽やかなひとときは皆が生きていける国の愛に満ちています。

街に降りても神の力が満ちている事を感じられ、神が元気である時の日本の豊かさを経験します。人間がこのような尊い時とかけ離れてしまわないようにと今日も神性顕れる音を聞かせていただき心より感謝致します。誠に今回の京都は大きな変わり目となりました。明日に続きます。