KEIKO KOMA Webサロン

愛から生まれる創造


三鷹駅から風のホールまで、いつもコンサートに行く道は、行きも帰りも颯爽と歩いているはずが、今回はくたびれて歩き、コンサートがはじまるまでくたびれたまま椅子に座っている有り様でした。

一部のメッセージに姿勢を正し、第一音を待ちました。40億年前に地球に発生した生命とつながる一音一音は生命ある身体に一音一音深く響きます。目を瞑ると深い海の底へ底へと沈んでゆく泡の気泡のなかから聴いたことのない生命の声が聴こえてきました。確かに、2度、3度、ピアノの音のなかから知らない生命の声が聴こえたのです。声といえるのかどうかはわかりませんが、先生のピアノの音に信じられないことが起こっていました。先生の存在を目の当たりにし、ピアノはピアノとはもういえない、超越した存在です。5月からはじまっている連続コンサートは次元を超えていく連続ですが、ピアノはピアノであってピアノではないことばかりです。驚くばかりです。深海にいるような体感は気がつけば寝ていなくても寝ているに等しく、意識朦朧です。そして1部は終了となってしまいました。くたびれて会場に着いたことからもすでにコンサートに向かう姿勢が違うのです。
そんななかにあって、2部はまるで違いました。愛をコンサートで何度も何度も経験し、育み育てていけばいいとわかりました。どこか緊張していたり、ねばならない意識は、コンサートで覚醒しなければならないこの6月に、という、目的思考になっているのだと、だからくたびれて会場に着いたのです。そして生命の発生した深海に潜り、寝てしまったのだと。
2部のピアノの音のなかに可愛らしく動く?音符がありました。一音一音の音符が可愛らしく動くとき、全体と一つの和音になり、どの音符もとなり同士が調和し、一体になって和音となり動いているのがみえました。愛のハーモニーです。愛から生まれ、喜ぶ音の連なりは、創造の源です。愛から生まれないものは創造とはいえないと全てにおいてわかりました。愛が中心にあることを音符の一つ一つの関連性が楽しげに動きながら和音になっている、一音一音でありながらその一音は飛び出さず和音になっていることに感動し、愛をみました。覚醒を目指すのではなく、たくさんの愛をコンサートで経験でき、育っていくように、これからの連続コンサートに向かっていこうと生まれ、とても気持ちがらくになっていました。愛が中心とわかれば目的にはならないこともよくわかっていけました。
三鷹の地から、次元を超えていけるコンサートを、連続、回を重ねて、いつもありがとうございます。

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