愛、やさしい

府中でのコンサートは今までに無い経験をさせて頂きました。
内面に起こっていることがそのまま外側にあり、先生の演奏を聴いている・・という薄い膜のような、壁というのか距離というのか、それが無くなりました。
先生の演奏される音は内面に響き、広がり、展開し、変容し、どんどん次元が上昇していきます。
それは内面であると同時にコンサートの会場全体であり、生きる空間全てであり、その只中にまさに今の瞬間、居るのです。それはコンサートが終われば消えて無くなるものではなく、生きていることそのことがコンサートであり、死んでもそれは在るのです。「死が終わりでは無い」という言葉が、外側から入った言葉ではなくこの体の中から生まれた瞬間、光のごとく「不滅」というコンサートのメッセージが体に入ってきました。
先生の演奏から止めども無く溢れ、奔流のように私達に降り注がれる愛、愛･･。はじめて素直になれました。素直であり、どこにも変な力が入っていなくて、柔らかく、そこに在ることは、やさしいです。生きることそのことがやさしいです。愛にはずれるものは素直に手放し捨てていけばよいだけです。
本日の三鷹コンサートはライブ配信での参加ですが、とても楽しみです。限界をもうけず、次々と展開し変容し上昇していける経験がとても楽しみです。そして経験したことを言葉に表現できることは幸せであり喜びです。ありがとうございます。