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怖かった9月


正直に言うと、9月になるのが怖くて怖くて仕方がありませんでした。今まで通り同じことを繰り返したら、今度こそ自分が終わってしまうと予感していたからです。自分の病名が分かった日から7月までは、すべてが一変し毎日毎日がとにかく必死でした。特に手術後の自分の身体の変化は、不安しかなく一つ一つ覚えるようにして過ごしました。その中で決心した時短勤務は、愛犬のことで更に一変し瞬く間に9月を迎えてしまいました。ヤマハでのコンサート、「人生」から始まり、台風、北海道の地震と、立て続けに大きなことが起こりました。自分の体力、働き方、在り方、すべてが自分が病気になる前と同じにはできないにも関わらず、以前よりも過酷な形となっています。つい無理をした結果、家に帰った途端に倒れるように横になり、明け方にはっと目が覚める毎日です。既に予感していた恐ろしい渦に巻き込まれているようです。せっかく助けて頂いた生命なのに、前に戻る事だけはしたくありません。今度こそ自分が終わってしまうのではないかと恐れています。焦燥した職場を見ながら、何をすべきなのか、どこまでやればいいのか、境が分からなくなりました。昨日の応用コースでの「人間になること」が分からないと、「気づいたら終わっている」と正に先生の仰る通りです。何としてでも分かりたい今、明日の郡山での高句麗伝説に向かわせて頂きます。よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

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