KEIKO KOMA Webサロン

御浄めの雨


一昨夜からの 嵐の声のような音に殆ど眠れず、それでも 設営後、お正月にいただいた高句麗 正絹ロングジャケットを羽織ると心躍り、KeikoKoma作品展のご案内に外に出ました。現地でチラシ撒きはできないと東京では聞いていましたが、入口以外の会場から離れた場所でも配布は可能と 現地スタッフに確認でき、人通りの多い街角に立ちました。近くの交差点では マーブリングの和服を着た男性の仲間が2人、凛々しい出立ちと満面の笑顔で接客されています。程なく天候が突風だけでなく雨混じりになり本降りへ。一旦会場に戻り、いだきしん先生の淹れてくださったお浄めコーヒーをいただき あまりの美味しさに涙目に。高麗さんが 足が痛いと仰り、自分も 痺れるように足裏が痛いです。でも 衣裳用に馴れないパンプスを履いていたから…と口にし、馴れたスニーカーに履き替えました。それでも夕方まで痛みは増すばかり。ようやく終了間際に 先生と高麗さんの御言葉から、痛みは靴のせいではないということに気付きました。先生のコンサートをされていない地域は、大地に埋もれた霊魂や魂が 地面の下から人に訴えかけてくる。京都、奈良 での活動初期、足が腫れ一回り大きな靴に買い替えたことを思い出し、パリでは先生のピアノコンサートが作品展開期中 早々にあったから 自分たちが難なく過ごせたことも改めて判りました。マドリードの会場では、入口のスクリーンに モスクワ高句麗伝説の映像が映し出されています。一時 その映像に釘付けになり、正しく今を語る高麗さんの御声と 先生の瑞々しいギターストロークに心打たれ泣いていました。泣いていたのは 明らかに自分一人ではありません。この日 現実の高麗さんの御姿は、モスクワ高句麗伝説の御衣裳さながらで 映像から現れられたよう。先生のモスクワ御衣裳は シリアの工房で創られた、レバノン大学芸術学部教授 ガジ先生デザインのもの。演奏される手の袖口に、美しい金糸の模様が光っていました。実際の先生は、高句麗正絹ジャケットを纏われ 履かれたリメイクデニムとぴったりで、別格のかっこ良さでした。
昨日は モスクワ高句麗伝説の音と光、先生の淹れられたコーヒー、高麗さんの即興詩の御言葉…。何より 先生と高麗さんの存在そのまま在られることに救っていただきました。この地の魂は既にたくさん救済されていることを、回復した自らの身体で体感しています。本日は現実で どのような出会いが待っているでしょうか。先生の絶え間ない御働きに深謝よりありません。ありがとうございます。
岩村ゆかり

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