居心地の良いところ
昨日、芦屋のS夫人の「上映会」で、『響』の中の先生の言葉、「苦しい人に会うと、こっちが苦しくなるのです。仕方ないから、それを受け止めて音にするのです。」という部分が妙に心に残った。もう7回くらい見ているのに……。そして、少し別の方向に考えが流れて行った。もしかしたら、こっちが苦しんでいるから、余計に苦しい人に出会ってしまうのではなかろうかと。自分が事象を「苦痛」とのみ捉えているから、「苦境」とのみ考えるから、ネガティブなサイクルにはまってしまい、余計にそれに出会ってしまうのだと。わたしには、受け止めて、それを光に変えることはできないかもしれないが、まずは自分自身が意欲と希望に生きていれば、出会う人々ごと「変容」の方向に歩いて行けるのだろうと思った。まず自分自身のありようが問われなければならない。
なんとか「いだき」のことを伝えたい、先生から受けた「再生」の喜びを語りたい、という純真さのサロンは、ほんとうに居心地がよく、参加された人が胸襟を開いて、しなやかな言葉で会話する機会は楽しかった。あらためて、「対話」の大切さ、「出会い」の重要さに気づいた。ありがとうございました。(2/13)