KEIKO KOMA Webサロン

実存を表わす言葉


近くの通信制高校の生徒たちが校舎わきの空き地に花を植えている。スコップや苗を手にした男女の高校生の仕草に、とても感動してしまった。(年のせいかな)整地された黒土に刺された花の名札が痛々しくもあり、早く美しい花を咲かせてやりたい気分で通りすぎる。この気持ちのよさはとても言葉にならないかもしれない。しかし、それをするのがわたしの国語教師としての使命のようにも……。

昨日の講座で、「実存は対象化できない」と聞いたばかりなのに、何とか日本語ならそれが可能なように思うのだった。「主語がなくてもいい」「他動詞嫌い」「擬音語の多さ」そして、開音節語であり、音数律を生かした和歌があることなど、「I love you」の言語とは違った、現象や事象そのものを伝えられる特徴があるから。また、もう一つのわたしの注目点は、「声」ということ。朗読や音読の可能性にもっと目を向けてもいいのではないか。折しも、精神病院での「言葉サロン」の開講について、仲介者が話を持ってきてくれた。「言語治療」や「相談指導」ではない「言葉サロン」で、命を輝かす仕事をしてみたい。ちょっと企画書書を創ろうと思う。

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二周年記念、スペシャルブレンド、(続き)
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