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大いなる存在の声


たしかにわたしは聴いたのだ! パイプオルガンの圧巻的音響の中から、今までに聞いたこともなかった巨人たちの話し声が――でも、確かに「声」だった、もちろん言っている意味は分からないが、「叫び」ではなかったし、「爆音」でもなかった。とてつもない大きなものが何事かを話し合っているのが分かった。はじめ叱責されているのかと思ったが、その次元でもなかった。「救済」の声、それでもなかった。でも安心できていた。何かうれしかった。

実は、二日の夜、あることで、すっかり打ちのめされ、もう破滅の道しかないと思い込むことがあり、おかげで、その「苦悩」や「不能」に全面降伏することだけは避け、ともあれ「コンサート」を体験してから再考しようと考えていたのだ。闇の部分と一時停戦をして臨んだのだった。

「体の汚れが落ちたみたい!」双子の姉妹の感想。世界情勢がどうであれ、自分を取り巻く状況が何であれ、まずは自身が全うに生きていこうとしているかが肝心なことだから、まずは自分が美しい存在であることが重要だろう、と話す。今日は朝から、書類や案件の整理ばかりしている。自暴自棄にならずに、必死に再生開塾も道を探っている。まだ明後日には、「応用講座」と「存在論」とがある。おかげで、気持ちが時々フワフワ浮いてしまいそうになるので、苦笑しながら、自分を諫めている。ありがとうございました。

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