KEIKO KOMA Webサロン

変化


先月末に近づいた辺りに、母に年末年始は京都に留まることを伝えた処、私の帰省を楽しみにしていたのか、その反応は凄まじいと感じられました。久しぶりの母のそう言ったリアクションで何かスイッチが入ったのか、それとも今のこの社会状況の空気感からなのか、自分の中で、20代の頃にあった絶望な精神状態へとなってしまいました。講演会やコンサートにより相乗的になっていたものは拭えた感がありましたが、それでも自暴自棄的な状態はありました。情緒が不安定であったと感じます。そこで、起因と予想していた経験のその時の言葉等を想像しながら紙に書き出しました。更に、もしや何か当てはまるサイトがあるかもしれないと検索をした処、あてはまるようなサイトを見つけ、自分を再認識しました。このことが元で何が欠落し、どこが働かなくなり、どこまでメンタルにも体にも影響を与え、どういった状態になるのか納得出来ました。よって自分が「正常」ではなかったと認識出来、幼少より不器用だからとつらく感じていたことが、全て合点がいきました。また、そこから様々なぶつける感情が溢れ出し一夜を過ごしました。誰が悪いわけでもなく、歴史でもあり、私が歩まされた道のりでもあります。内に抱えた歴史により引き起こったことではありますが、私の体験ですから記憶として刻まれております。だから尚更に瞬間、瞬間に動くことが大切なのだとも感じます。ドンドン落ちそうになる時に、高麗さんのお話を思い出したり、「宇宙の生まれる三段階前」と発したりとし、最後はコンサートでのアリランに行き着きます。「ここが皆と私の繋がるところ」で私の「もと」と感じたことがあります。「愛」の状態は何度もコンサートにて体感させて下さり、今更ながらのこの状態ですが、やはり言葉として生まれない限りは頭は解かれないと感じました。
私は大病をしたわけでもなく、受講してから劇的に何かが変化したわけでもありませんでした。先日ある方から、初めて私を見たときの印象を伺い、その方は私が「変わった」と仰ります。自覚はありませんでしたが、振り返ると確かに変わったのでしょう。ようやく重い記憶の纏いを脱ぎされる時がきていると感じられます。周りを見ても、どの方もどこかしら抱えていることと想像され、自分よりも周りの方々の力になりたいと感じます。今振り返るとすべての問題はジェンダーに起因すると考えられ、女も男もなんと「しんどい」人生を生きてきたのでしょうと至ります。
世界中の方々を受け入れられる心でありたいと今あります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
ありがとうございます。

田嶋利江子

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京都コンサートホールにて
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府中の森芸術劇場ウィーンホールにて
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愛のしほり 第7弾