声の空間
高麗恵子さんが即興詩をよまれる声をおききしていると、広い広い大地のあたたかさや、真っ直ぐにのびる木々の先端が風にゆれる音やきらめき、出会い、恋、ときめき、自然全てがよろこんでいる繋がり、心までも開かれていった爽やかなその風、甘い香り、やさしい香り、広がる雪の香り、未来、歩む躍動、新しい花の香り、やまぬ風、山なみの向こうから届く笛の音、落ち葉のにほい、焚き火の音、落ち葉が枝から離れた時の光、駆け上がった斜面、交わした微笑み、悲しみ、強いこと、美しいこと、舟がいく時にふいた風、暗闇、星々、月のあかり、夕焼け空。。。見てもいないのに、触れてもいないのに、五感とは別のところで色々な光景があらわれてきます。愛する王とひとつに石垣を積んだ人々も、今はいないのに、今在って、石も土も風も今生きていて、死んでも生きている全ての生命の存在をそのままリアルにわかっていきました。詩のすすんでいく世界。音とひとつの声の空間。在るのに無いようにして生きていたことが、すごくわかり、今をつくっていく力が湧いてこなかったんだとわかります。衝撃的なビデオ講演会をおききしてねむりました。朝、目が覚めると、10月にかった紅葉した雪柳の枝から小さな白い花がいくつもいくつも咲いていました!お花が咲いただけでうれしく、生活環境変えて、新たに動く力になっています。
ありがとうございます。