KEIKO KOMA Webサロン

出会い


 私は会社員です。社内にはいろいろな部署がありますがその当時はお客さんと毎月会って業務を行うセクションにおりました。毎日のようにおこることですが、少し特徴的なことがらを3つ書き出してみます。

 2年前の5月に電気工事業を営むお客様は、お越しになるといつものように、自宅を購入したい、結婚したい、資材置き場を売却したい、法人になりたい、とぼやいていました。もう2年以上も同じことをおっしゃっているので、その4点を書き出してみてはいかがですか、と提案しました。その方は、そんなことしたって仕方がないじゃありませんか、と相手にしてもらえませんでした。私はしぶしぶ、10センチ四方位の黄色の付箋紙に、自宅購入、結婚、資材置場売却、法人成と記入しておきました。そして翌月お客様は、4点が全部叶いました、と私に報告されました。こちらがびっくりです。まず、たまたま外を歩いていたら気に入った建売住宅がみつかって、農協に融資にいったそうです。いつもならけんもほろろなのですが、私がちょこっと話したお客様の特徴点をうまく融資職員に話したところ、信頼できるということで融資が決まり、その建売住宅を購入。既につきあっていた彼女ともその家で暮らし始め、今朝はそのおうちから私のところに来たそうです。秋にはその購入したおうちで両家が集い結婚の食事会を行う運びになっているとのことでした。資材置場は急遽翌週数百万で売却が決定し、10月31日に法人成をするということでした。

 同じ年の11月の第1週の金曜日に石材業の方がお越しになりました。その方は、ニューヨークで2兆とか3兆の商いをしている友人が近所の神社の修繕を寄進する時にはお前に頼むよ、と言われて5年も経つとぼやいていました。私は、どこをどのように修繕するのか書き出してみてはいかがですか、と提案してみました。その石屋さんは自身の頭を指さして、俺は職人だからそんなもの頭にみんなへぇってるよ、とお話になりました。私は、5月におきた電気工事の方のお話をしましたが、そのままお帰りになりました。そして、翌週の木曜日の午後、石屋さんから私のところに電話がありました。てっ、てーへんだ、5000万の神社の仕事が決まっちゃった、とのことでした。こちらがびっくりです。その石屋さんは、火曜日の日に私が提案したようにどこをどのように修繕するのか書き出したとのことです。翌日の水曜日に、せっかくなのでどこがどのようにかかるのか金額を入れてみたそうです。ざっと5000万とわかったようです。そして翌日の木曜日午前中、ニューヨークにいる友人が急に訪ねて来て、いまから神社に行こうということになったそうです。神社につくとその友人は、かねてからの修理をお願いしようと思うけれどもいくら位かかるのかと聞かれ、返事をすると、では進めてくださいとのことだったようです。

 同じ年の11月とんかつ屋さん家族がお越しになりました。ご主人は、お尻がむずむずするので痔ではないかと思い病院に行って検査したところ4センチ位の動脈瘤がみつかり12月中旬に手術することになったとのことでした。父親は64歳で動脈瘤で亡くなったが、自分は63歳で動脈瘤がみつかったので死なずにすみそうだとお話されていました。ご主人が体力的にきつくなってきたことを見越して、息子さんも調理師の免許がとれたので、お店も閉めずにすむ状態でした。私のところにくるのが楽しみだったようでしばらく会えないかもしれないので残念がっていました。翌月、なんとそのご主人は元気にお越しになりました。検査をしていったら、手術しなくてよくなり、しばらく様子をみることになったということです。その後、息子さんは中学生の頃ネットに投稿していた内容が凄かったようで急に都内の業者から今の給料の6倍以上の金額でお誘いがあり、ご主人が元気でまだまだ活躍できる状態なので、即座に東京に引越ししていきました。このお店は、例えば広告掲載を決めると、掲載日よりも1か月以上も前から反応し、開店時間前からお客さんが並びはじめたり、食べに来たお客さんが頻繁にネット発信してくれるということもありました。





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マドリード ギャラリーより
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満開
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結工房 高麗屋にて