KEIKO KOMA Webサロン

全て


岩手に滞在した時、いつもの宿を予約できずに仲間と仲間のお母さんと4人で宮古に2泊しました。真っ暗闇の道をレンタカーで走っていると、このままずっとどこにも辿りつかないんじゃないかとおもうほど真っ暗闇の道のりでした。復興支援事業として2013年に被災したゴルフ場あとに建てられたホテルに泊まりました。ずっと波の音と、もう一つの水の音がずっとしていて寒く、なんの音だろうと思っているうちに、朝焼けが窓から見えて、外にでました。高い防波堤の向こうは海でした。海が怖かったです。翌日、また宮古へ向かう時は、満天の星空のもと、道がキラキラと明るく感じられ、あっというまにホテルにつきました。暗闇にうめつくされていたものが無くて、すいすい動くことができ、仲間も同じに感じていました。先生と高麗さんが動いて身を運んでくださる東北の地がどんなに重要か、他のなにをもって、これほどに空間を生きる場へとつくれるのかと、身の内に涙にじみました。
 仙台のコンサートの前のビデオ講演会で「何様か」という言葉をおききした時、亡き父に「さわらぬ幸(私の名前が幸千衣なので、わたしのこと)に祟りなし」と言われていたことが過り、そういう自分がいること、わかってもなおせないこと、いくら平和を願い、永遠の愛を願っても、自分で空間を壊す側にいることをまのあたりにしました。
 コンサートでは、そんなことも全てこえた広い広い世界に吹く風と地球も宇宙全てまでもつつんでいる、おおらかな光の水、やさしい、全ての存在がいていい世界を経験しました。
先生がお生まれになったこと、「高麗恵子」さんがお生まれになったこと、この奇跡的出会いをしていることが、伝わる生き方をのぞみます。
 今朝、「天生」珈琲を淹れて、高麗恵子さんの手作り詩集「京の四季」の一頁をめくりました。秋の一頁で金木犀の香りの詩でした。仕事に出ると、風がどこかで咲き始めた金木犀の香りを運んでくれました。このほのかな香りが届きはじめるとき、うれしかったです。
ありがとうございます。

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NPO高麗 迎賓館にて-2
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マドリード展示会場より
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高知県立美術館 ホールにて