KEIKO KOMA Webサロン

一言


昨日、東福寺を訪れました。ホテルから歩ける近さという理由でしたが、以前も歩いていたと記憶が蘇り懐かしくて嬉しくなります。紅葉の季節なので、沢山の人たちで賑わっていました。風を受けながら、思うままに写真を撮っていました。自分の心を写し撮っているのだと分かると、豊かな幸せに包まれます。ふっと脇の石を見ると、1枚の紅葉が佇んでいました。神様のデザインされた美しい様に心が動きます。「私は私。それでいいんだね。」生まれるままに言葉にすると、自然からの教えに涙が出ます。小川の流れに光が当たり、水鏡の彩りが波紋を作っています。その動きは、自分の心を追っているかのように静寂でした。

夕暮れの琵琶湖も静寂でした。目を閉じ水の音を聞いていると、オフリド湖が、そしてウラジオストクの海が浮かびます。小さなワンちゃんの声が聞こえ振り向くと、私を目がけて走ってくる姿がありました。その子に触れていると自然と亡きJullyの話になるのです。同じ思いは直ぐに通ずると、あたたかい気持ちのまま会場に入りました。

びわ湖ホールのコンサートは、いつも水の神秘を感じます。舞台が黒いからか中央のピアノと先生の姿が、海底の深底に天上から真っ直ぐ光が注がれているようです。同時に、私の根底にある封印された深奥に、音が届くのです。何もかもが静寂でした。故に浮かび上がる、ある何かがありました。休憩時間に手を洗っていたら、知人に声をかけられました。「可憐」だというのです。あまりにも思いがけずで驚きました。同時に妙にこそばゆく、その癖嬉しくて堪りません。わずかな会話の間、私の中で小さな花が、そっと揺れていました。可憐な花が咲いていたのです。そのことを気づかせていただいた、たった一言。初めてです。ありがとうございます。

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高句麗 始まり第3弾
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