KEIKO KOMA Webサロン

のり段々畑弁当


Photo by Keiko Koma

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狛江での大変なる経験をさせていただいた翌日の今日は、キッチンラボの研修日でした。同じ物や、同じ味を繰り返しいただくことを胃が拒否しているようでバリアが張られたような重さがありました。毎日食べても飽きないものはないかと話していると、保育園に行っている時の母が作ったのり段々弁当のお話を自然としていました。冬は保育園に着くと、ストーブの上にお弁当箱を乗せ温めました。お昼には程良く温まり、とっても美味しかったのです。いまだに覚えている忘れられない味です。それも毎日食べても飽きなかったお弁当です。昨日、愛麗花ちゃんがのり弁当を食べていたので、思い出していました。母が作ってくれたのり段々弁当であれば毎日飽きずに食べられると気づき、早速作っていただきました。のり段々は私が見えるままに作っていただきました。のり段々畑弁当と名ずけました。段々畑といえば、時々、詩に書かせていただいたり、「大地の声」をしていた時には詩に詠ませていただいている光景が思い出されます。幼い頃に母と共に眺めた段々畑からの海の光景は今も尚、胸の内に鮮明にある光景です。いつも皆に内面の光景を写真に撮れるならば皆様と共有できるけれど、写せないので、詩や言葉に表したいと話してきました。今日はのり段々畑弁当の話をしていると胸の内にある温かい太陽の日差しが注がれる春の海が青く輝く光景が浮き出てきました。幼い頃のある場面だけよく覚えていることがあります。何の意味かはわかりませんが、私は母と共に段々畑に座り、輝く海を見ていた場面がずっと胸にあるのです。初めて海の向こうから私を訪ねてくる人がいると感じたのです。そして海の向こうには私を待っている人がいると感じたのです。海の向こうを心に生きる始まりとなった場面です。のり段々畑弁当には野の花や青い空、青い海を感じる色彩を表していきたい気持ちが生まれ、これから実行していきます。今もこうして書いていると、春の日の海が見える段々畑に吹く風が吹くのです。

そしてあずきに聞いてあずきを煮ました。のり段々弁当にも入れたあずきです。あずきの声をきき、あずきのことがよくわかりました。すると先生が作ってくださるぜんざいは先生よりできない芸当であるということがよくわかりました。あずきに聞いて作ったあずきもあずきの味がして私はとっても好きな出来上がりとなり嬉しいです。のり段々畑弁当を詰めている時、子供たちのお弁当を作っているような気持ちとなり、とても楽しかったです。いつものように私は何もしませんが、見えるがままを言葉にし、スタッフに作っていただいています。明日から販売させていただきます。今日の試作はとっても美味しかったので、皆でよろこび遠足に行ったような気分で楽しく頂きました。キッチンラボは明日からのコンサートがあります日は午後5時までの営業とさせていただきます。17日の木曜日は定休日とさせていただいています。お立ち寄りいただければありがたいです。ありがとうございます。

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