ストレスをためないこと

「お金よりストレスの方を節約することにした。」と、『Think cleary』の著者ロルフ・ドべリが書いているので、前に先生も言っておられたが、ストレスがあるから伝染病に対応できる面（緊張などの刺激が生体に反応を促す）もあることを思って考え込んでいた。そこへ、見るからにストレス一杯の女性が来て、「合理的」って、どういうことか教えてください、と言う。彼女は、「不登校」のまま大人になってしまい、生活保護を受け、職業訓練所のようなところに出向していて、そこでよく「もっと効率的に働きなさい。」と言われるらしい。その「効率的」も分からない。そりゃ、「仕事の量と注いだエネルギーの比率」なんて言っても分からないし、「Sick」という単語を辞書で引くのに５分もかかって、ぐずぐずしているから仕方ない（もうまさに「病気」な）のだけれど、なんとか彼女のストレスを取り除いてやりたいとも思う。コロナ禍の中でストレスをため込んで廃人になってしまった人を知ったところだから。また、感情ばかりで動いて、理性が働かない人が多すぎるから、少しは「合理的」に考えることも忘れないようにしたいもの。ましてや先が見えないコロナ禍の中、余計なストレスはためないようにしたいもの。わたしは、掃除と読書と散歩を勧めた。