コンサート翌朝
久しぶりに城跡から旧岩手銀行辺りまで足を運びました。川辺は雪で濡れた地面がキラキラと輝き、柳はゆるやかに枝葉を風に任せ、何とも美しい中を歩きました。受講生の方からチラシを分けて頂き、道行く人に片っ端から渡す勢いでお声がけしました。何もツテもない所でチラシという渡すものがあることは大変有り難いと感じました。かなり渡し歩いたところで「行きたい」と仰る方に出会え、自分のチケットをお渡ししました。コンサートは静かに始まり、一音一音が心の一言一言、ぽつりぽつりと吐露するかのように聴こえました。パイプオルガンでは銀河鉄道が現れ出たように感じ、わたしたちに何か伝えているようで受け取ろうと傾聴しました。一方、同席した方から大変なご経験をお話し下さっていたことが浮かび、これまでの女は悲しいと深く考えてもおりました。本日は今年の東北最後の応用コース、存在論でしたが、京都に帰らせて頂きました。飛行機の変更がうまくいかず不手際と感じます。
ありがとうございます。
田嶋利江子