KEIKO KOMA Webサロン

クリスマスイブ


無事に仙台のコンサートの一席に座らせて頂きありがとうございます。久々の東北。どんな反応をするだろうかと思いながら先生の音を待ちました。第一音で安堵した、まではよかったのですが、そこからはずっと苦しいという言葉がぴったりな状態が続きます。先生のピアノの音によって炙り出される自分の状態があまりにも御粗末で!苦しくてなりませんでした。こんな生き方嫌だと嫌悪しながら、しかしこれを自分で選んでいるのではないか、と思うと情けなく。頭の中のゴミが次々と出てきます。すごい。こんな状態だったなんて!第二部で、果たして私は先生の音をそのままありのままに聴いたことがあったろうか、ありのままに聴くとはどういうことなんだろうか、と初めて思いを至らせ、姿勢を正して臨みました。お粗末な自分には、そうする他にこの尊い場にいさせていただくことは出来ないと、畏れ多くてならなかったのです。ただ一音でもいいから、そのままありのままに聴けたら、、、と願う気持ちもまた、余計なこととも感じ、絶望感に苛まれを繰り返し、、、。あっという間にコンサートが終わりました。畏れ多いことに、最後に先生と目が合いました。その瞬間全てを受け止めてくださっていたことを理解しました。こうして私は生きられているのだと、生きてこれたのだと確信します。会場を出たあとにお話をした方との会話の中で、今日はクリスマスイブだと気づきました。世界の何よりも大切な、何にも代え難いクリスマスプレゼントを、ありがとうございました。今晩もまた、参加させて頂きますこと、これほどの幸いはありません。ありがとうございます。

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仙台高麗屋にて
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三鷹市芸術文化センター 風のホールにて
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レバノンより