やさしい・・
狛江でのコンサートは今まで経験したことのないものでした。
コンサートメッセージに細胞膜のことが書かれていましたが、まるで自分が新たに細胞膜になって、生まれ直しをしているようでした。どこまでも静か、とにかく静かで、「ここに居てもいい・・」と深く実感していると、やさしい・・と言葉になりました。全身が脱力して、普段なかなか息が吐けないのが立て続けに息を深く吐いていました。いつも緊張していて辛い眼球まで力が抜けて楽になり、眼の感じが穏やかになってやすらぎました。
身体を包み込んでいる皮膚が、どこまでも伸びてつながっていく感覚は、経験したことのないものでした。体の外側だけでなく、内側の内臓ともつながり、眼球ともつながり、周りの人達、 動植物ともつながり、皮膚は自分であり世界であり・・と変容していく感覚に驚きました。
いのち ひとつ・・が、皮膚でわかるのでした。
今、内面を感じると、皮膚がやわらかく、温かく、やさしいのを感じます。どんな人も物事も受け入れていけるやわらかさがあります。排除したり批判したり等々・・は、頭がやっていることで、それがどれだけ皮膚を痛めつけているか、そしてどれだけ生命を痛めているか、さらには、この空間にそして人間に限りなく降り注がれ続けている目に見えない恵みをどれだけ跳ね返してしまっているか・・。それはとても悲しいことです。
今日、あらためて先生の皮膚についてのお話をお聞きすると、何がどう・・と上手く言えないのですが、コンサートを経験する前よりも理解が深まっていました。
頭での理解ではなく、身体の内側から何か深く納得していくのです。
先生のなさることは本当に凄い、計り知れない・・とあらためて深く感じ入るばかりです。
初めていだき講座を受講したとき、いつも緊張していて辛いと先生にお話ししたとき、先生は「体は緊張してないよ」とおっしゃってくださいました。「体は緊張していないよ」ということが、皮膚をとおして身体の中から、そうなのか・・と腑に落ちてきました。
頭で「そうなんだ」とか「そうしないと」と自分を押さえつけるように生きて辛かったです。 自分にも人にもやさしくありませんでした。でも今、皮膚をとおして身体の中から、何かがほどけるようにして、緩むようにして、色々なことがわかっていくことが、嬉しく、ほっとして、 やさしい感覚が生まれています。
宇宙にいだかれた花のつぼみが、ゆっくりと開いていくように、生きることが益々、豊かに、 やさしく、深まっていく、コンサートの経験を戴きました。
まことにありがとうございます。
