まことにありがとうございます。

いだきはじまりの日に、迎賓館コンサートにお招き頂きましてまことにありがとうございました。
いだき先生のピアノの音の威力に身体が整っていき、背筋が伸び中心につながり、綺麗な音が綺麗に流れる姿勢になっていく経験は、洋服とお着物の姿勢の違いも改めてわかっていきました。コンサートの経験や高麗さんにお出会いさせていただいて綺麗になっている姿勢から雑になっていく、生き方がそのまま現れていました。座っているのがやっとなほど、風が吹くようにピアノの音で身体が押されていき、途中椅子のシートを両手で持っていました。
バスから降りた時、高麗さんに御挨拶させていただきますと、高麗さんのつけられていたマーブリングのコサージュが落ちました。自分が拾っていいものか、綺麗なお花に自分の穢れが気になりました。拾ってお渡しさせていただきましたが、自分の状態が迎賓館に入らせていただくまでに、切り替わりました。その時頂きました一言は、目の前事だけになっている状態から明日を創っていく意識に出会う言葉でした。高麗さん　いだき先生のいらっしゃる空間の清らかさに、新しいお着物を着て新しい帯をしめて参加させていただきましたが、そのつもりはなくても、綺麗な空間に表だけ装っている内面の状態がよくわかります。いだき先生の焼かれた器で白いコーヒーをいただくとき、迎賓館の建つ比叡山の空気に包まれていきました。いのちは清らかな世界で生きる事を望んでいます。とても畏れ多い経験でした。京都八坂高麗ギャラリーカフエでの高麗さんのビデオ講演会　ボランティアミーティングで迎賓館で変わったいのちの声に出会い、新しく生まれているいのちの声で生きる一週間です。あまりの尊さに拙い文で申し訳ありませんが、日々美しい内面になっていけます事心より感謝申し上げます。

本日もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

梅本佳代