はじまりの日に

いだき始まりの日、ありがとうございます。今日は息子ほども年下の男性ですが表現活動を通じて仲良くなった人の元へ会いにいってきました。このひと月以上、精神的にも肉体的にも限界の状況で、暗い部屋に入ってみたら随分痩せてベッドに寝たきり状態となっていました。思わず毛布の上から抱きしめて、しばらくずっと頭を撫でて過ごしました。お母様が他界されたのが1年ほど前。そのショックが今頃出てきているのではないかと、ご親戚が話されていました。死にたいと思っているのはすぐにわかりました。どんな言葉を伝えたら彼の気持ちが前に向くのか、全くわからないまま、ずっと頭を撫でていましたが、以前先生から聞いた「命は生きる方向しか知らない」という言葉をつと伝えた時だけ、彼の心が強く反応したのがわかりました。「また来ていい？」と聞いたら「はい」と言ったのが希望です。誰かを救えるなんて傲慢なことは微塵も思っていないし思ってはならぬと考えますが、自分が縁あって出会った人には、その人が必要な時には心から、真っ向から、向き合っていかねばと思います。明日は要中の要であるコンサート、開催してくださりありがとうございます。申し訳ないことこの上ないですがこの時間もまた、講師として１０名ほどの人と向き合っております。これも私なりのケジメと捉えます。京都へ心馳せ、心澄まして真摯に働きます。4月の京都へは母ともうお一方を連れて参ります。明日のコンサートの時間、共に祈ります。先生、高麗さん。いつもありがとうございます。