KEIKO KOMA Webサロン

たより


毎月アップしてくださる盛岡の森と空。今回のお写真も心が動きます。遠い異国からの「たより」が心の支えとなり人は生きていけるのだとわかります。インターネットはもちろん電話もなく、手紙というものもない時代、人は風の音に、雲の流れに、鳥の声に遠くにいる人のたよりを聴いていたのでしょう。

11月1日の仙台コンサートのこと、御礼もなく時が過ぎてしまい申し訳ございません。母を連れて自分が参加することで精一杯な状態でありました。会場の入り口で高麗さんが母の参加を心から喜んでくださるお姿に、嬉しくありがたく、どこか申し訳なく、それでも先生が参加者全員に行き渡るようにとたくさん淹れてくださったお聞きした白いコーヒーを戴き、化粧室の鏡の前で高句麗衣装の身なりを整えると、これから戦いに行く戦士のような面持ちになりました。メッセージは難しく、とにかく音を真剣にお聞きしようとするのですが、雑念が浮かび、俗世間にまみれた自分をみます。それでもどんどん余計なものがなくなっていくと突然大きな木造船で大海原に旅立つように船出しました。日本海側を通り仙台まで来たこともあり、海を渡って来た多くの人が報われてやっと安心できる喜びと、自分が広い世界へ旅立つ感じとが入り混じっていました。アンコールで先生の演奏と一緒に手拍子するとき、何もかも忘れてひとつになる体感が幸せです。この状態で、もっともっと広い世界へと向かう気持ちになります。翌日はホテルの窓から眺める山々と空と雲、美しい鳥の声に、初めて「美しい」という言葉は「愛」がある状態ということが体でわかり頭でも認識できたことがとってもうれしかったです。帰る道も磐越道から北陸道を通り近江まで戻って来ました。日本海を見ていると、金沢で初めて高句麗伝説を開催された時の高麗さんの詩の言葉が心に浮かびます。雪の日も雨の日も海の向こうを眺めていた高句麗人の心の声が聞こえて来るように、晩秋の日本海の色が語ります。「大津」は古代から交通の要であったことを考えると、ここから四方八方に出かけた人がいると気づき、自分も北陸までを視野に入れて動くことを考え始めると力が湧いてくるのです。11月26日にはびわ湖大津館というかつては海外からの要人が多く宿泊した旧大津ホテルでの高麗さんの講演会があり、この会場の対岸にはびわ湖ホールが見えます。大陸への船出と感じワクワクします。

毎日の高麗さんの書き込み、ビデオ講演会を生きる糧として、先生と空間でひとつに生きれるように心を清めていきます。

先生、高麗さん、ありがとうございます。

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比叡山より
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結工房より
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ウラジオストクにあった高句麗の壺です