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いのち


こんにちは。いつもありがとうございます。昨日から今日にかけて、ビデオ講演会を拝聴できました。お化粧のお話に、自分もすぐに身を整え直しました。

お産は急だったので、分娩室でかけて良いといわれていたCDを、ちゃんと準備できていなくて、目の前にあった『love 愛』という1993年に先生方のリリースされたCDを急いで鞄に入れてタクシーに乗りました。

私は普段、自分の声の大きいことを気にしていますが、隠す余裕もなく、10分ごとに起こる痛みの度に大声を上げ、タクシーの運転手さんを驚かせました。

仙台コンサートから青森へ戻る新幹線の中で軽く痛みがあり、赤ちゃんが早く出てきたい気持ちでいると感じました。コンサートが素晴らしく、受講生の女性たちにお腹の上からたくさん撫でてもらって、この世を良いところだと単純に思ってしまったのでしょう。私自身、この世に出てくるときは、良いところだと間違えて思って出てきたように記憶しています。この単純さは、似ています。ただし私は逆子だったと聞いているので、もう少しアンニュイだったかもしれません。

陣痛の痛みのある度に、ビリッ、ビリッと暗闇の中に緑の雷土のような光、赤い光、青い光が見えました。

完全に因子による癖をなくすには3代かかるとお聞きしたような、していないような、社会の状況含め、私の代でなくすことはこの現在の性格を見ても完全にしきれず、この子の代までかかってしまうことを、産まれてきてくれたお顔を見ながら想いました。

講座を受講させていただいたのが18年前で、そのときに一時的に良くなる、とかではなくて、こんなに時間の経過したあともずっとずっと、良い状態にしていただき、感謝という言葉以外見つかりません。ありがとうございます。

病院の食事は、どこかのお母さんが、たくさん、命の制限や食材の枠のある中でありながら、一生懸命赤ちゃん誕生のお祝いのために考えてくれたメニューの味がして、泣きながら全部いただきました。一生懸命、こどもたちやお母さんのためを想っても、世界の仕組みやきまりが、その想いに自由さをもたらせない世の中についても、いただいたお食事の味から感じました。それでも一生懸命、何かをしようという気持ちの、愛の表面を覆ったこれまでの悲しさ。

予期せず2月末の産まれになりましたが、そういえば自分のいだき講座を受講させていただいた、最初の3日間のあったのは2月末ではなかったかとよみがえりました。あれから18年私は様々なことを学ばせていただきながらも60年代ヒッピーのように生きることを選んできました。それをする理由や苦しみは自分なりにあったのです。また整理してどこかで表現をと考えます。

お産は、持参した『love 愛』のCDを流しながら行ってもらいました。産まれたあと、まだお腹の中に居た名残のあるまま、CDの音をバックに心地よさそうにする赤ちゃんの姿、そよそよと風が吹いているようでした。当たり前のように私は現在『いだきしんサウンド』に触れさせていただいていますが、CD発売当時の先生のご名義は、斎藤忠光先生でいらっしゃいました。きちんと現実の側から世の中を変えるために、『いだき』をされてきて、今年で40周年と伺っています。

先生、高麗さん、みなさん、いつもありがとうございます。

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