KEIKO KOMA Webサロン

ありがとうございます


仙台コンサート、盛岡コンサート、存在論、応用コース、ビデオ講演会、まことにありがとうございました。あっという間のような、長い長い旅を終えて帰ってきたような不思議な感覚です。大変貴重な時でした。お土産のクレープも食べてしまい、いま手元に形として残っているものは何もないのですが、心は喜びに満ち溢れています。いだきしん先生とお会いしている場は、まさに「充溢」です。

冬の時期の盛岡はとても詩的な空気感があり、凛としていて、厳かだけど温もりがあり、とても好きです。小ホールはその感じをそのまま体現したような場所で、見上げるパイプオルガンは、常に変わらずそこにそびえ立つ岩手山の姿のようで、なんともいえない安堵感、アットホームな感覚に包まれ、いつも癒やされます。ピアノもパイプオルガンも、本当に素晴らしい音色でした。これが愛の場・フィールドと、感じながら身をおいていました。

期せずして妻の両親とも約5年ぶりに会い、また妻にとっても5年ぶりの帰省となりました。この間、様々なことがありましたが、やはりいだきとの出会いが一番大きな出来事です。いだきしん先生に出会わなければ、いだき講座を受けていなかったら、けして見られなかった景色を見させて頂きました。それは妻と出会ってからの十数年にわたる私の長年の悲願だったかもしれません。過去抜け出し口なく、どうしたらいいのかと途方に暮れていたこと思い出しながら、ただその場にいて、とにかく涙腺緩まないようにしていました。今生もう無理だろうな、という未来が「まさか」やってくるとは、想像もできませんでした。この場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございます。

カマキリの話には、思わず苦笑してしまいました。これで恍惚としたまま終わるのもよいのかも知れませんが、しかし私は人間ですので、生き続けていこうと考えます。

倍音、宇宙のお話は難しいのですが、とても興味深いです。倍音という観点では、ピアノ以外にも、パイプオルガンもそうですし、シンセサイザーはとくに倍音を加算していくので、この倍音成分について、いだきしん先生は一体どのようにサウンドメイキングし表現されようとしているのかな、と興味がわきます。アミノ酸のお話は、昔テレビで観て、とても衝撃的で興奮したのを覚えています。宇宙にあるものを原料として生命体がつくられているなら、人間は宇宙の一部であることに間違いありません。ただ、それをこれまで身体的に体感することができませんでしたが、いだきしん先生が証明しようとし、体感させてくださることは、これもまた奇跡としかいいようのない喜びです。

よく宇宙を舞台にした映画などは、宇宙空間は真空なので音は聞こえない、伝播しない、とし、無音の演出がされます。しかし充溢した空間ならば?音そのものはやはり聞こえなかったとしても、倍音成分を媒介する見えない何かがそこにびっしりたくさんあれば、とんでもなく伝送効率が高いはずで、そしたら、たしかに一瞬にして波として何万光年も遠くへ伝播されることもできるし、その周波数帯を受信する存在と交流できるのかな、そしたら、パイオニア探査機の人間の男女を描いた宇宙人へのメッセージボードみたいに、いつか誰かが見つけてくれたらラッキーというものの比ではない事態だ、と、誠に勝手ながら、色々と想像を巡らせられる、ロマンにあふれるテーマでした。

在宅勤務が増え、筋力の衰えを気にしていたところでした。筋肉を鍛えることも意識的に取り組んでまいります。

貴重なお時間いただき、ありがとうございました。

 

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京都コンサートホール 大ホールにて