KEIKO KOMA Webサロン

ありがとうございます。


昨日、お店はクロウズしていたのですが、店内で作業に取り組んでいると、お客様が訪れました。「すみません。今日はカフェはお休みいただいていて。。。」っというと、すいよせられるようにマーブリングの表紙の高麗恵子さんの詩集をみつめていらして、「こんなに美しいものがあるんですね。。。写真にとってもいいですか?」とおっしゃいました。詩人高麗恵子さんのことをお話ししました。何をお話しさせていただいたのか自分でも覚えていないのですが、「わかります。」とおっしゃって、その他の詩集も手にとられ、ふとかおを上げて「音楽すてきですね。」とおっしゃり、ご自身のことをお話しされはじめました。7年間、武蔵関にある店にお勤めし、ある日突然身体が動かなくなって、検査をしてもわからず、精神科にまわされたそうです。今朝は、家から出てみようっと倒れてからはじめてそういう気持ちになれたそうです。そして、武蔵関は暖かい人ばかりだったなっと、お礼をいいにいかなきゃ、と家をでてきて、ここコナールにこれたそうです。仕込みの為に店にきた甥っ子が白い珈琲を淹れてくれて、その男性といっしょにいただきました。先生の焙煎された白い珈琲をこんなにやさしいと感じたことがないほど、まろやかでやさしくて、こんなにおいしく淹れてくれてありがとうっと涙があふれそうでした。その方も顔を真っ直ぐ上げて、まっすぐに目があって、「うん。美味しい」っとおっしゃり、ふるさと福島のこと、3.11以降のことなど語り、「出会い」の詩集を手にかえられました。高麗さんが気持ちのままに動いてみることをビデオ講演会で表現してくださり、伝搬しているのだと実感しています。詩を詠まれて、詩集が生まれ、一人の魂に届き、美しい水の波紋のように新しい世界がひろがっていくのだっと、涙涙で京都にやってきました。
詩に出会い、一人一人のいのちに新しいいのちの春がはじまりますように。。。そういうコナールの空間になっていけますようにはじめます。
出会いをありがとうございます。

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東京にて