KEIKO KOMA Webサロン

ありがとうございます。


昨日、無事に手術を終えることができました。前回の計測値と比較し、思わず医師も聞き返すほどの改善された数値に、スタッフの方々も喜んで下さる術前でした。造影剤を通してみる足は、ほぼ絶望的な白い映像であるにも関わらず、数値が示す改善は頑張って助けてくれている足の賜物であると、涙が滲みました。リンパ液が回収された分、超音波でも明確に把握されるのですべてが素早く行われました。2ヵ所めの手術の際に、モニターで奥深くまで切開する映像と自分の足の奥の感覚に違和感を感じました。かなり耐えなくてはならない不快感の為、思わず医師に問いかけると、足の奥部分のリンパ管と接合を行っているので、部分麻酔の限界との答えが返ってきました。痛みはないのですが、今までの比較的皮膚から浅いところでは感じられなかった気持ち悪さがあります。映像を見ながら、ひたすら耐えなくてはならない中、先生の東日本大震災のコンサートのピアノが耳に届きます。祈るようにしてピアノの音に集中しました。最後の縫合まで、これほど耐えながら過ごした時間はありません。もしこの先生の音がなかったらと考えただけで、恐ろしい時間でした。ありがとうございます。

各国でご自身の技術を教えていらっしゃる医師なので、今回の手術にはタイからお見えになられた女医さんが立ち合いとなりました。手術中に今回も色々なお話を、先生から教えていただきました。その女性は、癌で失われた顎を足の骨から形成される医師で、既にポジションを確立されていながら更にリンパ浮腫を学びに来られているそうです。彼女のミッションは、30度あるタイで履ける医療用ストッキングを開発することとお聞きしました。静かな佇まいで傍らに座る若い女性は聡明で美しく、余計な言葉は発せず微笑んでいらっしゃいました。思わず、私のミッションはと考えます。今もこうして私を助け、支えてくださっているすべてに感謝しながら問い続けました。

京都でのコンサートのライブ配信は、帰りの電車の中でお聞きしました。遥かなる次元を超えた世界は、宇宙からの音でした。何をやっていたのか、何をやっているのか、何をするのか。自ずと気づくものと、ずっとそう問われ続けたコンサートでした。この幸運を必ず活かし、生きると、明確に浮かび上がる今です。ありがとうございます。

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