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ありがとうございます。


狛江での高句麗伝説、まことにありがとうございます。大変素晴らしい場でした。

アナログシンセサイザーの音からもう涙でした。そこに高麗さんの即興詩がはじまりますと、次、次と空間が一気に変わっていき、別次元、また別次元へと、まるで複数の宇宙空間をどこまでも自在に移動しているかのような感覚でした。

正確でなければ申し訳ないのですが、とくに高麗さんが東明王さまの詩を読まれていたとき、空間がスッと静かに変わり、どこまでも透明で、余計なものなんにもない、なんといえない清々しさと心地よさを感じました。そのときに、ああ、これが、この空間こそが高麗さんが何度かお話されていた、高句麗建国の地、五女山の空間、いだきしん先生が「ずっといたいね」と仰られたという空間なんだと気付きました。そしてこの空間は、カフェ高麗屋さんや結工房を訪れたときにいつも感じる心地よい空気にものすごい似ている、、これが高句麗の精神なんだ、とやっとわかりました。時空を超えた精神の繋がりに感動し、そしてそう感じられる自分の感性に嬉しくなりました。

すべての音が素晴らしく、身体全体、とくに心臓やお腹にズンズンと心地よく響きました。高麗さんの詩と先生の音が渾然一体となって押し寄せ、魂までもが揺さぶられるような、圧巻の空間でした。これだけの太い低音が、こんなに綺麗にどこまでも心地よくホールに響くものかと、また別の感動もいたしましたし、サウンドとしてもジャンルで言えばTRAPのような、これまでにないようなビート感もあり、それが高麗さんの詩と重なりますと、また新鮮な発見がありました。ただ単に新しい要素を取り入れるで終わらない、常に音を探求され、最高の状態で演奏されている先生の姿勢を感じ、身を糺しました。

コンサート最後、抱きかかえられた笑顔の少年といだきしん先生の姿には、なぜか一気に体内を血がほとばしるように駆け巡り、汗が吹き出ました。そうなるほど、自分の中にせき止めていた感情があることにその瞬間に気づきました。現代に生き忘れていた、本来の人間の姿を学ばせていただきました。ありがとうございます。

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ただいま!
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1月のスペインマドリッドでの展示会場での写真です
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ホール内です。