ありがとうございます。

いだきしん先生
高麗さん

本日は京都でのピアノコンサート開催を誠にありがとうございます。

東日本大震災から10年が経つ本日、やはり当時を思い出します。
灰色がかった空の朝、理由もなく泣いていて、何故なのか分からないまま午後が過ぎ、その後から今日までこのような状況になるとはとても考えられませんでした。

【復興】という言葉に今も苦しくなりますが、仙台高麗屋での高麗さんの講演会に初めて足を運んだ日、高麗さんが【東北の復興なくして日本の未来はない】と仰ってくださった時、東北の復興に真に手を差し伸べてくださる方がいるのだ、無力な自分も、まずは自分のことを整えようと希望を見いだせたことを思い出します。

盛岡の東北センター、山元町の結工房、仙台高麗屋を設立してくださり、東北でのピアノコンサートを開催してくださり誠にありがとうございます。

昨年の京都コンサートに初めて参加させていただいたとき、コンサート前に清水寺にある阿弖流為と母禮の石碑を訪ねました。

石碑を目の前にした瞬間、それまで勝手に東北解放のためにと考えて何もしていない自分に、阿弖流為さんが【自分が好きで楽しいことをやればいいよ】と仰ってくださったように感じ、意外なお言葉のようにも感じ、これまたこみ上げるものがありました。

まずは自らの命輝くことを追求して参ります。

本日、どうぞよろしくお願い致します。

いつも誠にありがとうございます。