KEIKO KOMA Webサロン

「父の背中」


開場前から興奮状態で大人気ないと感じながらも、中から出てくるエネルギーに抗えない状態でした。こんな時はひとりで開場するのを待った方がいいと感じ、列に並ばずアイスクリーム屋さんに行きました。夏休み中のせいもあるのでしょうが、この店も、いろいろな場所で入ったコンビニも高校生くらいの子たちが働いています。ある番組で戦争に行った叔父さんの気持ちを知った高校生がかつての戦場へ赴き、死に直面し生きることを考えるということがわかって、その後高校教師になり、生徒たちにそのことを伝える授業をしている場面では、高校生たちは真剣に生きることを考えてる眼差しでした。

狛江という高句麗の遺跡が多くある地にての高句麗伝説開催、しかも2日間もあることに、東北から京都、琵琶湖、奈良と続く流れに、勝負をかけた国創りのときを感じます。着席した隣には偶然、福井の高麗恵子後援しゃくやくの会の会長さん親子がおられました。お互いに高麗さんと場が離れていても、田舎のどんよりした空気に染まることなく、先生、高麗さんと心ひとつに強く生きて生きたいねと話していました。

笙の音からはじまり、いきなり頭のてっぺんが抜けるように、天に向かって光の柱が立ち、高麗さんの声、語りは、天遥か向こうが開かれ、源光あらわれたことを、どれほどのことか、わかれ!目覚めよ!と、ずんずん入ってきます。笙を製作された方のことをビデオ講演会、このweb salonでお聞きしておりましたので、先生が手にされ吹かれることが、魂が報われる生きた証として、永遠に生き続けると感じ、感動を超えた、先生にお会いすることの凄さを実感します。高麗さんのお言葉の一音一音は、天のさらに向こうが開かれた世界が今、ここにあると迫ってきます。突然のように、高麗笛の音色に胸がこじ開けられるようで中から胸開かれ、それでも頑なにあるものを、今度は先生の太鼓の音で打ち破られていきます。破られたところへ、また高麗笛の音色、とまた、太鼓、そして高麗笛と交互の音の連続に、頭も体も打ち破られ、芯に届くと、高麗さんの声が一本の光の芯となり、会場の空間には神様から、多くの国創りの魂、この国を何とかして、という先人の魂、動かないものが動く音と表現された高麗さんの表現に、この音をそう表現される高麗さんの存在に驚愕しながら、時空を超えて集まり、乱舞するように空間に満ちていてその中にいて吹っ飛ばされそうでしたが、必死で中心軸を体得したく、ここにいました。先生の存在が現るとは、あらゆる生き物、山も川も岩も全て、新しい中心「いだき」に組み換えられていく、圧倒され、すごいばかりです。口が開きっぱなしでした。

音ががらっと変わり、高麗さんのお父様の詩になるとスクリーンに突然先生の後ろ姿が…そして高麗さんの横顔。先生の背中に涙が溢れます。先生の背中に、出会い生きて来れたことに感謝の気持ちが溢れて、何度もダメになりそうでも、高麗さんが支えてくださり、一緒に先生が抜け出してくださり、このような人生を歩める恵みを、後世の人々が生きる道をつくることにむかわなければ、魂の応援団に顔向けができません。

あっと言う間の狛江の高句麗伝説でした。今日も狛江で高句麗伝説に参加できることが本当にありがたいです。家に電話すると台風の被害もなく、母は元気そうでした。別件で、高麗さんから一昨日に戴きましたメールのお言葉を母に伝えておいたので、心強かったようです。ありがとうございます。

本日も心して参加させて戴きます。

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