「壮大な過去」の経験により
この3日間のコンサートを誠にありがとうございました。22日の仙台でのコンサートより京都に戻り、なぜかイライラがおさまらずにいる日々を過ごしておりました。そしてこの一連のコンサートを迎え、自分の思考の偏りのもとであろう歴史の解決ではないかと言う体験をさせて頂いたと感じております。一人一人が日常の中、外観ではわからずとも、頭の中では因子がぐるぐると回り、思考が歴史を繰り返している状態だったのではないかとも感じられます。自分がある状況から手を切ろうと考えた際、以前奈良での「高句麗伝説」コンサートで表現されたものととても似た感情が湧いたことに驚きました。またその歴史が、自分にも関係していたことなのかとも考えてしまいました。そして本日の迎賓館での経験後、自分の頭の中での歴史が清算されたと感じられる清々しさがありました。また、身体がぬくもりを取り戻し、自分はずっと「緊張」していたことに気づき、それがイライラの原因だったと考えます。また、昨夜は自分を引きずる渦中でありましたが、世界の非人道的状況が日常の方々を想い、この方たちのために世界平和へ向かって行かなければならない、自分の悩みなどちっぽけだと考えておりました。しかし、本日の演奏の中、「ために」は要らなく、私がこの大宇宙で生きていくこと、それだけと至っておりました。
ありがとうございます。
田嶋利江子