「何もないところから 生命が生まれるような音ですね」

5月の東北行商活動にて、盛岡にある南昌荘での「高麗恵子 北の大地の詩集展」を開催した時、若い男性が先生の「動く水」のCDの音をキャッチされて、和室の展示室にはいられ「何もないところから生命が生まれてくるような音ですね」と微笑えまれたことを、朝におもいだしました。夜に新しい革のマーブリングを拝見させていただいたからかもしれません。新しい美の波紋が漣のように空間に広がっていきます。私の生命のなかにも。。。高麗恵子様、制作をありがとうございます。
南昌荘の古い木造家屋の窓からお庭の大きな木の柱と、室内に展示した駒形神社の大きな木の柱が、ひとつにかさなり、音がながれ、風が吹き、漣のようにまわりを浄めていっていた光景も心のなかに広がります。