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「あとどのくらい」


「私も年を取って、あとどのくらい生きられるか、分かりませんが……。」という文面の手紙をよく受け取る。その度に複雑な気持ちになる。そもそもこの「私も年を取って」は、「夜も更けてきました。この辺でお開きに」と同じような挨拶句であり、「主語」を見せ消ちにしているだけで、あまり気にしていないことなのかもしれない。つまり、ほんとうに「あとどのくらい」とは思ってないのかも。だから、気にしないのでいいのかも。

寿命は確実に伸びているようだが、人生の長さは、だれにもわからない。健康を気遣って、長寿を願っていても、いつ「死」がやってくるかは、だれにもわからない。だからこそ、そんなことにかまけていないで、「生きる」ことに全力投球すればいいのだと思う。そんな斜に構えた前置きはいいから、いま、生きていることを大切にし、その内実を表現し続け、お互いに支え合って、「喜び」を共感していこうと思うのだ。

偉そうなこと言う気はなく、実は、わたしはいつも「不安」「心配」の中に沈んでいる。「あとどのくらい」と思ってしまう。だからこそ、言葉遣いひとつ、気を付けねばと思うのだ。「明日死ぬかもしれない。しかし、いまをないがしろにはできない」と、自分に言い聞かせている。

今日は一転して寒いけれど、ほんとうに美しい春の夕方だ。深呼吸すれば、いま机に向かって、自分を見つめていることが「歓び」でもある。『ふむ、悪くない人生よ……。』と思える。市会議員選挙の最後の呼び掛けの声が聞こえてくる。だれに入れても政治は良くならないようにも思うが、また魅力的な候補者もいないのだが、明日はまず選挙に行こうと思う。一歩からだと。(4/22)

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