体調を崩すが立ち直る
5月中旬ころに体調を崩し、血圧も高かかったので、医師の薬をしばらく服用した。しかし、余り薬に頼りたくなかったこともあって、自分の治癒力を信じ、一切薬はやめて(ドリンク剤は別)、睡眠と運動は十分に取り、激務をこなしていた。だいたい145-85くらいの血圧で、この一年過ごしてきているが、ときどき160-95くらいになるときがあって心配になる。そういう時は、めまいのような症状と、視界がぼやけ、黄色い光が見えたりする。それが、今月一日にあったのだ。で、医者に行って、すっかり腹が立ってしまったのだ。「薬は飲んでますか。」「いや、5月のときも数日は……。あまり効果もなさそうだし……。」すると、医者は「そんな!放っておいたら、倒れて半身不随になってしまうよ。それからだと取り返しがつかなくなるんだ。」と怒り出したのである。わたしはあきれてしまった。投薬と恐喝しか能がない医者はダメだと思った。もう少し患者の言い分や、詳しい生活事情を尋ねるべきではないか。また、薬の投与についても、インフォームドコンセプトが必要ではないか。この医者について、マンションの管理人が、「クスリばかり出して、ろくに話も聞かない。」と言っていたことを思い出した。その通りだった。
仕方がないので、翌日、つまり昨日だが、思い切って山歩きに出かけたのだ。すると、やっと秋の深まりを感じさせる山の木々や、空の深い青色に、すっかりうれしくなり、熊笹の中を鼻歌まじりに歩いてしまった。「バリ山行」ならぬ、とっておきのルートがあって、少し急坂ながら一時間余で山頂のスカイラインまで行けるのだ。そして、山上近く、パワースポット「白山神社」があって、そこの大岩の「気」がすごいのだ。さらに、なぜか「白山観音」という立像があって、登ってきた人を迎えてくれる。不思議にわたしをにこやかにやさしく見つめてくれた。そうして、有馬温泉に下り、「金の湯」に入湯。あの茶褐色の鉄分の温泉が、わたしの体に合うことは経験済みだったが、46度の高温が体に染み込み、疲労を回復させ、憂慮を洗い流してくれた。うむ、これでしばらく様子を見ることにしようと思った。
自民党の総裁にだれがなるか、明日のアメリカの選挙はどうなるか、予測がつかないが、口先ばかりで、その言をコロコロ変える人や、根拠のない情報を武器に相手方を口汚くののしる人にはなってほしくないもの。先の医者もそうだが、まずは真っ当な言葉遣い、穏当な会話、優しい思いではなかろうか。人々がそうなるように、「言葉の学び」を展開していきたいもの。(11/4)