Great Turning Point の折れ目
「世界」と「存在」、「女と男のある何か」についてわかることが次々と起りました。
昨日は「ジェンダーをめぐって」でしたが、あまりにも多様な視座からの いだきしん先生の表現が怒涛のように押し寄せ、全身集中し、6時間必死で追いかけていました。濃密に凝縮した短い「時間」でした。言葉は生命であることの深奥の意味も先生ご自身の生死を賭けた体験をお聞きし、よくわかりました。
昨日教えていただいた「世界」については存在論的にはハイデガーの「世界内存在」といわれるところの「世界」を表現していただいたと感じます。いだきでは「今」であり、その瞬間瞬間の「存在」を感じ続ける6時間でした。
昨年のある時、先生が Great Turning Point とおっしゃってから、そのPointを予感する出来事が次々とありましたが、昨日がまさにそのPoint中のポイントだったと感じます。元旦のコンサート、お餅つきからロシア、スペイン、講座、コンサート・・様々なダイナミックな動きの中で、一貫した未来社会のカタチを多様な表現で伝えていただいてきました。
昨日の「女と男のある何か」の根源的な世界は「源氏物語」をどこまで読み込めるかにもかかっていますが、日本の神々の国産み物語から連綿と続いてきた「性におおらかな」日本文化にあるとのことだとおもいます。しかし、その日本文化の礎を成していた「女と男のある何か」を断ち切ってきた日本社会。その日本社会に未来があるのか?との先生からの問いかけでもありました。
昨日の講座は、わたし自身に引き寄せて考えると、先生と出会ってから32年目の一大総括と未来展望のようなテーマでしたので話は少し大きくなります・・・。わたしの視点からすれば「人間の課題」「世界の課題」を長年をかけて教えていただきつつ、課題を解決するための準備期間がこれまでの いだき講座であったと理解しました。もちろん講座だけでなく日本社会、世界各地を先生と高麗さんが歩き回られた足跡の全てから学んだ活動も含めてです。
「課題」を伝え続けてくださり、解決に向かうための内的環境を整えてくださってきた「これまで」から「解決」「実現」へ向かう「これから」の「折れ目」がGreat Turning Point とわたしは感じました。わたし自身の「折れ目」は昨日と今日の間です。
そして、女と男の良い関係はすでに先生と奥様の関係によって世界唯一のモデルとしてあり、いつもその当事者であられるど真ん中から伝え続けていただいてきました。病から抜け出る決意のお話の時、あまりにピタッとタイミングが来て、質問がポロリと出ました。会場の爆笑を誘ってしまいましたが、「女と男のある何か」の要は先生と奥様の出会いの瞬間、「そこにある」との直観はずっとありました。「核心」を確信したわたしの質問に先生がキチンと答えてくださったので一気に「女と男のある何か」がハッキリしました。
しかし、「関係」を見失い、「女と男のある何か」の存在を断ち切ってきた日本の社会はどうなっていくのか?どうするのか?・・先生のわたしたちへの問いかけは続きました。
わたしの勝手な妄想ですが、先生の課題設定と課題解決への遠大な構想と気が遠くなるような地道で着実なプロセスを一気に垣間見せていただいたような6時間でした。もちろんこの時間は自分自身の頭で考え、決めて、動いていく生き方を実践するための学びです。
「ジェンダーをめぐって」は本来は社会学講座の一つです。社会学講座をわたしは今、 新・真・社会創造実践講座と捉えます。
高麗さんによって表現された「先生の存在現れる《今》」。宇宙の3段階前から「今」に至る途轍もないスケールの表現者であられる いだきしん先生。いつも感じるのは「人間的な、あまりに人間的な・・」やさしく偉大な存在です。愛。心より感謝いたします。
本日もよろしくお願いいたします。