KEIKO KOMA Webサロン

ありがとうございます。


待ちに待った迎賓館コンサートでした。八坂の塔へのご挨拶、バスの車窓からの木々の輝き、高麗さんの笑顔、中庭でいただいくお浄めコーヒー等、コンサート始まる前から、幸せを満喫しておりました。
しかし、肝心のコンサートは、雑念だらけで、集中できません。
「悪魔が意識をもてあそぶ」と、言葉になった途端、私の軸は、まっすぐになり、かつてないほど、楽に姿勢をただすことができたのです。
「思わされている」ことが多い意識のしばりから、抜け出すことができました。体の軸がぶれない状態がわかりました。
体から熱を発するように汗ばんできたとき、前半の演奏が終わりました。


暗闇の意識の海に豪雨が降り注ぐように、先生のピアノの音が激しく降り注ぐのです。どんなに降り注いでも、暗闇のままです。
だけど、そこに言葉の芽が大海に根付き、根付くはずのない海にも、大樹が育っていくのです。
ひとりひとりの「言の葉」が、大樹を形づくるのです。「いだきの木」のようです。
どんなことをしても、頑として、変わらなかった暗闇の意識の海の色です。それでも、ずっとずっと、ピアノを弾き続けてくださってきた先生です。変わるまで、弾き続けてくださるのです。
それは、宇宙の花を咲かせる音です。
海の色を変える音です。


ビデオ講演会で、理解がより深まります。
最後まで、バスを見送るため、人目を避けながらも、門から見えた高麗さんの揺れるお袖に、ひたすら感謝です。


これ程、輝かしい美しい時を過ごせる場は、「ここ」だけです。
ありがとうございます。

三村 馨



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