新しい生活様式

新型コロナ感染拡大での外出自粛は、時代の大きな転換点であったとつくづく感じます。個人個人の生き方がより一層問われる時代になったのだと自覚します。コロナの前には決して戻らないとおっしゃっておられた先生のお言葉は、現実となりました。私は、これまでの、皆が何かに流され、任せて生きてきた時代に、とても違和感を感じてきました。特に、人と同じことを強いられると、どうしようもない嫌悪感にも似た拒絶反応を感じておりました。そして、そのことに対して意見を述べると、君は変わったところに不満を感じるんだね。言われるままにやってればいいんじゃないの。と言われるだけでした。

私は東京に来て2年余りですが、コロナの前には、朝のラッシュ時の電車内の人々の表情がロボットのように見えており、奇異に思えておりました。外出自粛が要請され、時差出勤がいわば義務化された後には、個人個人が自主的に出勤時間を選択するようになり、電車内の人の顔から、ロボット的な表情がなくなったことで毎日の電車での出勤が気楽になった気がしてまいりました。解除になった後も、この時差出勤の生活様式は継続されるようですので、少しほっとしております。応用コースで、何を応用するのかというお話をお聞きして、人生に、いだきを応用して生きて行くことに希望を感じます。生まれつきの運命を解放していただいた受講生は、自由に知恵を活かして生きられるということが、大変な時代と言われる中にあっても、希望でしかありません。ありがとうございます。