治す

2月の半ばからずっと、かすかにではありますが、今までに感じたことのない体調の悪さが続いています。コロナであったとしたら、と不安にもなりますが、熱はありません。随分と長引くので、別の原因かも、とも思います。日によってアップダウンがあります。苦しい時、先生の存在を感じながらベッドに入ります。翌朝には息が楽になっています。外に出て人に会うと、苦しくなります。外出自粛中な上に仕事もほとんど全部と言っていいほどなくなってしまい、人とあまり会わないので、なおさらかもしれません。

気づくことが沢山あります。生きていることのかけがえのなさ。自然の優しさ美しさ。人の心の温かさ。そして、よりはっきりしてくる自分の信念や願い。コロナ禍が始まる前、時間に追われ、やることに追いまくられていた時には、到底たどり着けなかった境地や、意外な発見。

今ほど生きていることを愛おしく思えることはないと言いたくなるほどです。あとは、もっと、このバカな頭が治れば、、、。

（あんたは）バカだと思っていたけどやっぱりバカだったな。

むかーし、先生が仰った言葉です。はい。もうどうしようもないバカです。ちょっとはマシになってきたかなと思っていたら、コロナが襲ってきて、バカな頭で構築してきたささやかな幸福な人生は木っ端微塵になりました。でも、この言葉にとどまってしまうと、先はないのだから。バカを治し、それでも自分にしかできないことをせねば・・・と、毎日、やるべきことをしながら考えています。優しい人でありたいと思います。真に優しい人になりたいのです。真に優しい命である先生に出会っているのだから。なれないはずはない。

つらつらと、失礼しました。命の大切さを胸に。何よりも、命が未来を作るのだから。