KEIKO KOMA Webサロン

蘇る


先生の姿、お声が自宅のパソコンの前に表れて、阪神淡路大震災の時のことを語られたとき、何と言っていいのか、体の中、命の内に蘇ってくるものがありました。地震の前夜に、夙川の玄関で「あんた元気だね」と先生に言われたのです。受講中の父を迎えに夙川まで行ったのですが、個人的には元気という状態とは程遠い状況があったのです。そして翌朝早朝に地震が起こりました。すぐにそこから愛する神戸の街を、という気持ち一つで身体がひとりでに言っていいほど動き、近所の人達とと一緒に毎日避難所に行くようになりました。そのつもりはなかったのですが、いつの間にかボランティアのリーダーになっていました。神戸の街は先生や高麗さんの言われたとおりになってしまい愛する街がちがう街になってしまいました。過去のことですが昨日のことのようによみがえってきます。それから東北の震災があり、自分の発症がありました。今考えたら、発症そのものが先生との貴重な経験をさせていただくためにあったとしか思えないのです。自分の人生はいだきとともにありました。そして今から、やっとそのことを活かしていくときです。

世間はコロナウィルスのことで大変な状況があります。私もともすれば不安になることもあって、でもそれは世間に嵌まっているだけだと感じます。仕事は今までにないくらい忙しいのです。生命の働きと反する意識と、真のところにある火事場の馬鹿力ともいうべき働きとを一つにして動きます。盛岡、仙台に向かいます。

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