KEIKO KOMA Webサロン

春の髙麗


春の髙麗のお茶会にお招きにあずかり、ありがとうございます。山の上は少し肌寒くても、土も水も風も、鳥のさえずりも春をうたっているようにやさしいです。
前夜に高麗ギャラリーカフェの中庭に生けてあった桜と小手毬の枝ものを高麗さんがすっと抜きとられて、お茶室の先生の陶器にいれてくださる時、あまりに潔く一発で決まることに感動します。伸びやかな枝ぶりは、大地と天をむすぶようにみえて、そのシルエットが土の壁にうつる姿も全部ひとつで、ひろーい空間にいるようにきもちよいです。一階のあちらこちらに佇む花々も葉も絶妙に生けられていて、花木葉が、生命に飛び込んでくる、笑っているようにみえるのです。私は高麗恵子さんがお花を生けて下さる時間が大好きです。
そして、二階にあるお茶室の躙口からはいらせていただき、高麗恵子さんにお会いする時、ほんとうにこの空間で新たにお会いできることは、この上なく幸せな時間です。マーブリングのお着物の高麗さんにこの四畳半でお会いしていると、身体の隅々までに新しい水がめぐっていってやさしいことこの上ありませんでした。そして、お茶室用に先生が焙煎して下さった珈琲を、柄杓で高麗こさんがいれてくださいます。生命全部がすこやかになって、ひろーくなって、満たされるたとえようもなく おいしい珈琲です。一人一人に書いていただく詩は未来を示してくださり、行く道がみえてきます。いつもと違うひとりひとりを知り、未知なるすばらしさをしり、笑いあっていられることもうれしいばかりです。ビデオ講演会、即興詩、先生のお話しをみんなでお聞きしていられる事が、ほんとうに楽しかったです。
お茶会がおわり外へですと、山の木々のシルエットの間から月と星が輝き、春の水のにほいがします。春の髙麗のこの時をありがとうございます。高麗恵子さんと先生がいらっしゃる時代をお伝えして参ります。ありがとうございます。

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府中の森芸術劇場どりーむホールにて
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仙台高麗屋より
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盛岡にて