内面にある大きな木との出会い

比叡山にあるNPO高麗さんの御茶室の一席を賜わりましてまことにありがとうございました。
高麗さんの点ててくださる特別なコーヒーはいだき先生の器の中でどこまでも透明で、
いのちの中に湖が広がるように、海になって行くように、
高麗さんのビデオ講演会の海水よくをされたお話からも、

新しい世界が内面には生まれている事を告げてくださいます。

にじり口を入り、
高麗さんに御出会いできる時はかけがえのない時間です。
いだき先生の「魂」書がかかり
凛と伸びる桜の枝とたおやかな小手毬が先生の器から言葉を投げかけてくれます。
全てのものが一つになり生きるものとし存在する空間に美しい世界を経験させていただきました。

高麗さんにいのちの詩をいただきました。
心の中にある分厚い壁の向こうの世界を知りました。
この一週間に乗り越えて、内面にあるその世界にであいます。
御茶の文化や日本建築の佇まい着物を着た時に生まれる気持ちや姿勢、
春を迎えた喜び溢れる御茶懐石は高麗さん　いだき先生
活動を共にしている仲間と共にいただけ、
春の香りいっぱいでした。
一輪一輪のお花が輝き、美しい御茶室の時間を経験させていただきましてまことにありがとうございました。いだき先生も世界の現状やロシアコンサートの事をはじめ、たくさんお話下さり、
御茶室で過ごさせて頂いている間に世界の状況をずっと解決くださり、
自分でも気づいていない事も解決いただいていました。
3月3日は耳の日との一言から自分の耳は何を聞いているのか、
音の捉え方がそれから変わりました。
御茶室に生まれる、御茶窯から高麗さんが先生の器に御湯をそそがれる音、

高麗さん御声、静かな空間に
生まれる綺麗な音は、
みんなでいただく御食事をいただく音までもその場で一つの音楽になり
綺麗ないのちの奏でる音楽を聴いているようで心地よく、幸せを噛み締めて、
感謝が溢れて、春の香りがすると涙が溢れてひたすらに黙々と御食事を頂きました。
迎賓館コンサートでの時間のお話もいただき、
やり続ける力がつくようにこの一週間を乗り越えていきます。
ほんとうにこの上ない幸せな時を御茶室で経験させていただきました。
生きている間に実現できる世界がある事を
高麗さん　いだき先生　の生き方から学ばせていただきました。
「死んだら終わる」帰り際のいだき先生の一言、
高麗さんの「動けばいい」との一言と共にコンサートの御案内をさせていただきます。
貴重な一席をまことにありがとうございます。

梅本佳代