純正ジャパン オリジナル

迎賓館での いだきしん先生ピアノ演奏を経てジェンダー講座の受講叶い、先日の途轍もない先生の演奏で 何が自分の身に起きていたのか ようやく判り始めました。先生は源氏物語で表されている 男女のエネルギーについて、そして平安時代が 日本の歴史の中でも稀有な母権制時代であったことを話され、式部の自由な表現生まれる背景を教えてくださいました。更に 日本国の国産みは、元々 男女の神々の営みからであった。国を産む程のエネルギーが日本人男女の源にはある との御話を伺い、いかに現代日本人が古来の力を抑え込み久しいかが 拝聴している自分の身からも判ります。判ると 抑えが解かれ 全身汗ばみました。
そして今日、いだきしん先生 京都・ロームシアターコンサート。第一部の 国産みのメッセージに胸熱く、先生のピアノが全身に流れ込むなり頭 朦朧とし あっという間に休憩に…。第二部。静寂の中 澄んだ雫が染み込むような一滴一滴の音に引き込まれ、やがて怒涛の如く大波が身体に迫っては抜けていき 気付くと開演直前まで疼いていた右仙骨の鈍痛が消えていました。仙骨の隙間に住むように居た何かは、前日のジェンダー講座の間中 暴れだしそうで、どくどく痛み講座終了後も引かずにいたのです。講座の中で いだきしん先生が仰った、先生の音楽が真のオリジナルで 先生から生まれた唯一無二の音であること。どの国の真似でもない、純正ジャパンメイドな表現をあらわさない限り 日本の未来は無い。(源氏物語)光源氏の純なる心をピアノで表せたら、それで世界が動く。…この旨の御言葉が、アンコールで手拍子を叩く中 蘇り響いていました。会場にいる皆さまと一つに繋がる、手拍子の間中です。世界が動く瞬間の 生き証人。その一人となれて光栄です。真の時を ありがとうございます。
岩村ゆかり