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虫の音


朝、高架工事中の駅のホームにいると、盛んに虫の声が聞こえてくる。コンクリートの足場の奥からなんだろうが、よくまあそんなところに住み着いたものだと思うし、やはりもう秋になったのだと感慨も深まる。しかし、アメリカ人の耳には、虫の音は入らぬらしいと聞く。そりゃ鳴いているでしょう?と聞けば気づくのだろうが……。日本人に生まれ、工事現場にも虫の音を聴き、なにか別の時間に身を置いたり、思案を深めるという心理。それは日曜日に見た「岸和田だんじり祭り」への共感にも通じるのかもしれない。血が騒ぎ、心が躍る感激。民族の感覚なのだろう。

 

 

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