KEIKO KOMA Webサロン

東京にて


雨が降り、暗い中をホテルからマドリードの空港へと向かいました。過去に訪ねたスペインとはまるで違う国に来たと感じ、世界の危機、人類の危機を目の当たりにしました。世界がどれだけ危機であるかを身を以てわかる為に、自らの身を運ぶことは今後はありません。この度の旅で身をもってわかりました。わかった限りは、今後の生き方も動き方も変わるよりありません。帰路はそのことばかりを考えました。

帰路は13時間のフライトでした。マドリードでの眠れぬ日々と身に感じる苦しみ、重荷により疲労困憊となっていましたが、日本の地に降り立った時、日本も日本人が気づかない様に、滅びに向かっていることがよく見えてきました。私も、今までの様に生きている訳にはいかないことだけはよくわかっています。本音で生きていますので、今までがおかしいとも悪いとも考えていませんし、人間とし最高の人生と感謝し生きてきましたが、時が変わり、世界の状況が変われば、同じには生きていられないことをよくわかっていますので、今までと同じに一日を過ごすことは滅びに向かうことは見える様にわかるのです。今日は、即動かねばならないと感じ、夕方にビデオ講演会をさせていただき、マドリードで感じたことをお話させていただきました。自宅に帰り、大急ぎで、お風呂に入り、全身洗い、すぐにまた講演会の為に六本木へと向かいました。先生がコンサート後に、スペインの汚れは日本に持ち帰らない気で、全身を綺麗にする様にお風呂に入ったことを空港のカフェで皆でお聞きしました。このお話が心にあり、私も日本での活動のはじめにまずは身を清めと考えたのでした。先生は大切なコンサート後によく眠る時間もなく、帰国の途につかねばならないスケジュールであったと気づき、申し訳なく思います。同行したスタッフも、荷作りで、ほぼ眠ることなく空港へと向かったのです。全てにおいて今後の動きを見直す機会となりました。それでも皆で元気に帰国でき、ホッとしました。

マドリードでのコンサートの時には今まで表現できないことが表現でき、これで世界中何処へでもいけるとおっしゃた先生のお言葉に、海の底にいる様と感じたことの意味がわかり始めました。地上では決して聴くことのできない音であったのです。かと言って、海の底に行ったこともないのですが、海の底という表現より見つけられませんでした。異次元であったのだとわかります。先生が生きておられる世界で生きれば、コンサートで経験した様に、普段は取り憑かれているとは感じていないことも、取り憑かれていたと感じる程に、この社会で生きる上で知らず知らずに身についてしまったことが取り憑かれている様に感じるのだとわかります。体感では間違いなく余計な枠にはめられていたと感じるのです。生命にとって余計な枠を作り、またははめられ、はまり生きている状態は、滅ぶよりないとも身をもってわかります。今後のコンサートで先生が生きておられる世界が当たり前にあらわるなら、人間は人間となり生きていけると大いなる希望を見出します。そう生きることより滅びの危機を乗り越えることはできないとも見えます。わかった限りは、同じことはしていられないのです。今年初めのボランテイアミーテイングの時に、ある方のお話をお聞きしている時、スピードを3倍はあげないとやれないと見えたことがあり、いつの間にか他の人も3倍スピ〜ドアップと言う様になりましたが、3倍では滅ぶと見えます。せめて100倍と見えるのです。そうなれば、人間変わるよりないと行き着きます。今年のはじめの月に気づけてよかったと胸撫で下ろしました。この様に働きかけを受け、気づかせていただいたのです。なんとしても危機を乗り越えるべく生きていきたいと望みます。早速明日、存在論の前にボランテイアミーテイングをすることにしました。うかうかはしていられません。即動き、先を作ることよりありません。

自分のことでさえも対象化する意識が隙となり、その状態は私には闇と見え、生命とりとなることを身をもってわかるスペインでの経験があり、先生が常に「何もなく」とおっしゃってくださったことが身にしみわかるのです。「何もなく」生きていかねば生きていけないとよくわかりました。少しでも闇となるものが内にあれば外側にある闇と繋がり、あっという間に闇に染まり同化します。頭で考えることが闇という表現はしていません。自分のことさえも対象化して見ている状態、その状態で言葉を表現していることは、自分を疎外し、自分の対象化する意識や言葉で自滅していくとは明らかにわかったのです。それ故に、スペインへ旅立つ前夜の応用コースにて、先生は言葉は生命であり自分の言葉を使い、自分の頭で考えることが生きることと渾身のエネルギーでお話くださったと改めてわかるのです。初めてお会いした時からずっと教えてくださっていることです。生きる要であり、人間とは何かを探求し続け、答えを見出されたことを私たちに簡単に教えてくださっているのだとしみじみとわかり、頭を垂れます。今こそ、身につけ、人類の危機を乗り越える生き方を実現する時です。ありがとうございます。

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三鷹市芸術文化センター風のホールにて−2
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高麗恵子スカイロケットセンターにて
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