源に流れる河

念願の、ウラジオストクコンサートを有難うございました。
ロシア人の顔に、嬉しいや幸せの心が明らかに見えたのはコンサート後が初めてでした。内からとても明るい美しいお顔になり、触れる感じが優しいです。
いだきしん先生のピアノコンサートにて、一瞬で異次元が立ち現れ空間も人もみるみる変わって行きました。ロシアウラジオストクの歴史を見るようです。昨日の旅程でウラジオストク市内を離れルースキー島に行った時など、あまりの辛さに鬱になりかけていました。海外と感じられず土地の底から馴染んで包まれているような市内と、出来れば二度と来たくないという気持ちになる島に行った時は雲泥の差があり少し場所が違えば歴史も違うロシアの地を知るのでした。コンサートでは次々と場面が展開し、心の底から馴染む地も、島も、ロシアを飛び越えて世界もひとつになっていく体感に初めての喜びを抱きます。東アジアの源に流れる河、宇宙とひとつに愛や優しい強さから始まっている高句麗の存在を中心に蘇る力に出会います。世界平和の始まりを確かに見ます。
ロシアの地や人は誰よりも通じていく体感に「同胞」という言葉の意味を経験し知るのです。今の世界はどんどん分裂する方向ばかりでも、コンサートでは、人と人が内側から仲良くなる方向や流れが創られその流れが出来上がっていました。アンコールまで鳴り止まない手拍子も、同じ民族以上に通い合う心地良い手拍子でした。東アジアのひとつの源を経験し新しい時の始まりと受け止めています。
このような時を経験でき心より感謝申し上げます。有難うございます。