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ありがとうございます。


今年の夏休みはジェンダー講座、死について、そして2日間の高句麗伝説に参加させていただきました。ジェンダー論で高句麗伝説では方向を創っている事を伺いました。また女性はどこまでも美しく生きることを肝に命じます。
この度の高句麗伝説では、聴いたことのない音色の連続で、まるで会場が教会かモスクか神社かにいるように感じ、神と在る空間と感じました。特に高麗笛、笙の音は心を突き抜けるものがあり、笛の音は私達人間と何か直線に繋ぐ音に聴こえます。高句麗の父の演奏、詩を聴き、なぜか懐かしく涙ばかりが流れます。高句麗が誕生する時代は、殺戮が広がり人の命がもののようになった世の中だからこそ国が生まれたことをお聞し、今の世で高麗さんが生まれ先生と出逢い、イダキになったことがよくわかりました。現代はいとも簡単に人は人を殺し続けています。演奏はこれまでとは桁違いの音楽で、地鳴りのような響きの中、美しい演奏にただ座って居ました。演奏を聴きながら、赤ん坊のいのちを想いました。新たないのちは逞しく、目がキラキラ輝いています。嘘や偽りを一切寄せ付けない存在です。演奏をお聴きしながら、「あなたはこの子を前にして堂々と生きているのか」と自問します。
死についての講座では、時間の伸び縮みのお話を受け、14年前に亡くなった母は、先生に連絡を取る事で時間が伸びていた事に今更ながら気がつきました。病室で母の手足をお湯で浸して洗った際に気持ちよさそうにしていた顔、高麗さんの詩集の黄色の花の写真を見ていた母、父と私で手足をマッサージをした時など、どれもが長い尊い時間だったように感じます。1秒でも長くこの世に生きててほしい、それだけの時が長いようにも感じ、そうやって家族の時を伸ばして頂いた事がわかり、涙が頬を伝わりました。そうして騒ついていた身体が静かになりました。母、私、子供達、そして新たないのちまでも先生に助けらた我が家です。心豊かな1日1日を、心からありがとうございます。

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