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もどかしさ


愛媛大学の社会共創学部地域資源マネジメント科に入り2回生になった卒業生が、夏休みで帰阪し、訪ねてきた。なんでも宇和島で養殖や果樹栽培をする親戚の期待を背負って、松山に行ったのであるが、新学部なりの試行錯誤と、意図のはっきりしない学生と、地域の農家の人の親切との中で、この先どうしていいか分からない、地元の女子学生とも男子学生ともうまく交流できないし、自分ばかりが先生たちに良くされることにも、複雑なものがあると。かれは、元気そうだが、すっかり痩せてしまっていた。(50Kgもないという。)地元で薬草栽培を手掛ける農家の人にかわいがられ、「実習」に何度も足を運び、いろいろ「企業秘密」まで教えてくれるそうで、(その労働で痩せたのかも)このままずっと後継者になった方がいいのかどうかも迷っていると。--そう言われても、わたしは「お門違い」、どう導いてやるべきかもわからない。わたしはまだまだ導師にはなれないと痛感する。こんなとき、イダキシン先生ならどうおっしゃるのだろうかと思ったりする。「きみは、地方再生の夢を持って、例えば、休耕地に薬草を植えたらとか、アイディアを持ちながら行ったのだったね。それが変わっていないなら、その農家の方の力にすがって、もう少し深く勉強すればいいのじゃないか。人口減少と少子高齢化の現代社会の中で、地域を元気にする名案なんか、そう簡単に見つかるはずはないじゃないか。これまでの農耕型貯蓄主義的な常識から離脱して、新しい発想と意欲が必要なのだ。とにかくもっと本を読み、人と話し合い、現地を訪ね、行動していくしかないのではなかろうか。」言っていて自分でももどかしい。
小学生の母親から相談を受けても、高校生にどうしたら「やる気スイッチ」が入るのかと聞かれても、うまく答えてやれないもどかしさがある。こういう質問には答えない方がいいとも思う。でも、相談者として、生徒やクライアントとの信頼関係を築いていくのが、自分の仕事のようにも考えている。(これは相談依頼ではなく、自分の心の表現として書きました。)

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