美しい生命、美しい空間

広島に原爆が投下された昨日、朝から息が苦しいと感じるような暑さの中、高麗さんがNPOいのちのデイーサービスの玄関コンクリートに心模様を描いて下さるとの事で早めに事務所の掃除を済ませ、スタッフでお待ちしておりました。
沢山の職人さん達が汗だくになりながら黙々と作業して下さり、急ピッチで完成に向かっていました。
訪問に向かう時間となり、立会えないのが残念でしたが、お車で角を曲がって来られた高麗さんにお逢い出来、弾けるような明るく優しい笑顔に喜びに満たされました。
未来に向かう明るいエネルギーいっぱいとなり、元気に訪問に出掛けました。
こちらが元気に伺うと、いつも寝て過ごされている９５歳のお客様もスクッと起き上がりミニサウンドの先生のピアノに聴き惚れ満面の笑みを浮かべます。

夕方に再度高麗さんがデイーサービスに来て下さると聞き、駆けつけると玄関アプローチには優しく可愛らしい心模様の華がキラキラしており、嬉しくて歓声をあげてしまいました。
後から、ひとつひとつ皆の健康や幸せを願いながら置いて下さった心模様の上からコンクリートを塗っていたので驚いて確認に来て下さったのだと知りました。
それも、目一杯のスケジュールを動かれ、胸が痛く締め付けられる苦しみにあったにも関わらず、天運コーヒーで回復され、デイサービスにいらして下さったと知り、その姿勢から動くという事を学びます。高麗さんがいらっしゃると現場も明るく美しい花が咲いたようにキラキラします。
人が人として豊かになれる空間が立ち上がり、共に働かせていただけるのも、スターとは広島の爆心地で高熱がでても、足がむくんでも、動き続けて下さり、人間として生きるうえで最も大切な事をいだき先生と共に伝え続けて下さったからであると感謝よりありません。
人の苦痛、悲しみをわかる人間が生きていける時代を共に歩みたいと涙滲みます。
2度とない人生、生きることを考えて働きます。ありがとうございます。
長崎佐智江